東京ディズニーリゾート(TDR)のオフィシャルホテルは過去にサンルートプラザ東京以外の全てのホテルに宿泊経験があるが、今回やっとサンルートプラザ東京に宿泊したので感想を。
今までサンルートプラザに一度も宿泊していなかった理由は、最もリーズナブルなオフィシャルのはずなのに、常にもっと安く他のオフィシャルに宿泊出来たからという単純に予算的な理由だったが、初めて朝食付きで全オフィシャルの中で最も格安な宿泊プランに遭遇したので利用してみた。
サンルートプラザの客室は種類が多いのだが、我々が泊まったのはクルージングキャビン3(16.5㎡)というクルーズ船の船室をモチーフにした部屋。
この部屋がサンルートプラザの中で最も狭く、最も安く提供されている。ちなみにクルージングキャビン2という同コンセプトの若干広目の(ベッドも大きくなる)部屋もある。
クルージングキャビンはその名の通り本当に船室の様な作り。ディズニークルーズのステートルームに近い感じだ。(ディズニークルーズは多くの船室が風呂トイレ別だが、サンルートプラザのクルージングキャビンは残念ながらバストイレ一緒のタイプ)
ビジネスホテルのシングルルームの様な狭い空間を上手くアレンジしてあって、子供は喜ぶ。
子供は喜ぶし、寝るだけと割り切れば、清潔である意味機能的なので文句の無い部屋ではあるが、まずカップルには向かない。又、もっとも狭いクルージングキャビン3では3人家族になるとかなり手狭だと思う。(ベッドがシングル2台なので添い寝は厳しい)
ソファーベッドがあるので3人でも利用出来るのだが、3人家族以上ならクルージングキャビン2(19.4㎡)以上の部屋がいいと思う。
風呂も安いビジネスホテルのそれを想像してもらえば分かると思うが、とても狭いので子供と一緒の入浴も厳しいと思う。
ちなみにクルージングキャビンではない、普通の部屋(スタンダードツイン)ならちゃんとセミダブルのベッド2台で26.6㎡の広さがある。
今回朝食付きで泊まったが、意外に朝食ビュッフェが美味しかった。
品数はヒルトンやシェラトン等に比べて劣るが、子供との食事なら十分に満足出来るレベル。混雑に合わせて朝食会場となるレストランは増減されるようだが、一階にあるメインのカリフォルニアはパーク開園に合わせた食事をしようとするとまず待ち時間が発生する。
それでも10分程の待ち時間で利用が出来た。(繁忙期ではなかったからかもしれない)
サンルートプラザの利点としては、オフィシャルの中で唯一、ディズニーランドまで直行の送迎バスがあることがあげられる。もちろん他のオフィシャル同様にベイサイドステーションまでのリゾートクルーザー(バス)もある。ただし、ディズニーランドまでの直行バスはベイサイドステーションまでのものに比べて便数が少ない。(ランドの開園、閉園に合わせて増便されるが)
ディズニーランドにはとても近い位置にあるので、ランドまでは徒歩で行くことも十分に可能な位置だ(パークエントランスまで約15分)。
ということで、今回初めてサンルートプラザ東京に泊まったが、値段が最安なら又利用してもいいと思う。ホテル全体のリゾート感や高級感というものはないが、パークで遊ぶことがメインならとてもいいホテルだと思う。
これでTDRのオフィシャルは全制覇した。ディズニー直営(実際は直営という呼び方はせずディズニーホテルと言う)もアンバサダーとディズニーランドホテルには泊まったので、残るはミラコスタのみ。
(2016年夏に新しいディズニー直営ホテル、ディズニーセレブレーションホテルがオープンするが、エリアが新浦安だし、サービスを簡略化するとアナウンスされているので、従来のグッドネイバーホテルにディズニーの装飾を施した様な感じになるのではないかと思われる…)