世界一美味しい朝食…と言われているbills(ビルズ)の朝食を食べるため、予約を行った上で行ってみた。
ちなみにbillsはオーストラリア発祥のレストランチェーンで、日本にも上陸(表参道店やお台場店がある)しているので、ハワイ(ワイキキ)ならではの店ではない。
billsは朝食専用のレストランでは無く、ランチもディナーもやっているが、この店を有名にしたのはやはり朝食(世界一の朝食?)。なので、朝食時が一番混雑する。
日本からの予約は公式サイトから簡単に行える(予約のシステム自体はOpenTableのもの)。
ワイキキ店はワイキキ・ビーチウォークのカラカウア通り寄り、セブンイレブンの前辺りにある。
我々は朝8時半に予約を入れて行ったが、特に行列が出来ているわけでもなく、ちょっと拍子抜けするくらいの客数だった。もしこの状況が常であるなら、わざわざ予約をする必要もないのではないかと思う。
レストランフロアは2階になっていて、1階には受付があるのみ。なので、入る建物を間違えたかと一瞬思ってしまう様な感じ。1階の受付がまるで小洒落たオフィスの受付の様な感じなので。
店の雰囲気はお洒落ではあるが、いたってカジュアル。
お客の大半が日本人。エッグスンシングス同様、やはり日本人観光客は雑誌に載るような店に弱いのだと感じる。
確かに朝食に一人20ドルもかかるような店に欧米人や現地の人間が行くとは思えない…。
日本人観光客が大半なせいか、店員のサービスはいたって機械的。無愛想ではないが、特別愛想がいいわけでも無い。
定番メニューも決まっているせいか、きっとこれを頼むんでしょといった感じの、よく言えば手間のかからない、悪く言えばやはり機械的なオーダーの取り方。
まあ実際、初めてのbillsで大抵の人は有名な定番メニューを頼むだろうし、もちろん我々もそうなのだが…。
ということで、リコッタパンケーキとフルオージー(スクランブルエッグとソーセージなどの盛り合わせ)を注文。billsの朝食と言えばこの2種類が定番中の定番。どちらも1品20ドル前後するので、朝食の一品料理としてはかなりの値段。
フルオージーはすぐに運ばれてきたものの、リコッタパンケーキはなかなか来なかった。時間がかかるのか、もしかしたら作り忘れていたのでは?と思う。(30分弱はかかった)
この二品を娘とシェアして食べてみたが、なるほどリコッタパンケーキは今まで食べたことの無い食感。味も上品。
フルオージーも自慢のスクランブルエッグはフワッとした食感で、丁寧に調理されいるのは分かる。つまりリコッタパンケーキもスクランブルエッグもとてもエアリー。billsの朝食が評価される理由は、このトロふわ感かと思う。
ということで、確かに美味しかった。が、世界一というのはさすがに言い過ぎかと思う。
良くも悪くもパンケーキとスクランブルエッグ(ソーセージとかも付いてるけど)という、アメリカンブレックファーストである。
まあ、食も観光の一部(だからこそ観光地価格を払う)。評判の物を食べてみて、まずまず美味しかったのだから文句は無い。
初めての人に、一度この食感を味わって貰うという為になら又訪れるかもしれないが、個人的には何度も通いたくなるというほどではなかった。(安ければ別だが)