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ハワイ旅行記 04 2017・ハワイ島観光


ハワイ旅行二日目。昨晩は早めに寝て私も娘も体調万全。
本日申し込んでいるハワイ島一周観光ツアーは10時半のピックアップなので、その前に朝食へ。
宿泊しているコナシーサイドホテルの敷地内にあるスプラッシャーズグリルへ。
満席だったが、名前を告げて待つこと約10分ほどで席へ案内してもらえた。窓際のテーブルだったが、海側では無いのであまり景色はよくない。
味とサービスはまずまず。そしてやはり観光地価格で朝食としては割高。

朝食を済ませホテルのロビーで待っているとほぼ時間通りにツアーの車が迎えに来た。
車は4列シートのメルセデス・ベンツ。
ガイド兼ドライバーは現地在住の日本人女性。
今日のツアーは満席ということで、我が家を含めて4家族での催行。
ツアーの名称は「マウナケア山麓 世界遺産キラウエア&星空観測 溶岩専門ガイドが徹底案内デラックスツアー」で、ビッグ・アイランド・クレストという現地の旅行会社によるもの。約600キロの行程を約12時間ほどかけて観光する。

カイルアコナの街を後にしてワイコロア(翌日から宿泊する)を通り、ホノカアの街並みを遠くに観て、TEXドライブインへ。
TEXドライブインはマラサダで有名な店なので、マラサダを買って食べてみた。オアフ島のレナーズとかも有名だが、作りたての味はどちらも美味しく甲乙つけがたい。(作りたてはどこの店でも美味いんじゃなかろうか?)

TEXドライブイン

店内と外に食べられるテーブルが十分に用意されている。様々なツアーの立ち寄りポイントになっているので、混んでいるとマラサダを買うのに時間がかかることもあるらしい。

次いでアカカの滝を見学。
高低差が130mという滝を観た後はビッグアイランドキャンディーへ。ハワイ島を巡るツアーでここに立ち寄らないものはないというくらい定番の場所。ツアー会社と提携しているのだと思うが、トイレも綺麗なので休憩がてら立ち寄るのには最適な場所なのだと思う。
ビッグアイランドキャンディーはショートブレッド(クッキー)で有名な店で、ホノルルのアラモアナ・ショッピングセンターにも出店しているし、ワイキキのTギャラリアでも定番の商品は売っているが、ここハワイ島の本店にでしか取り扱いの無い商品もある。
味はホノルル クッキー カンパニーと大差無い気もするが、ハワイ島に来たらビッグアイランドキャンディーというくらい有名ではあるので、多少のお土産を購入。

ヒロの街を車窓から見つつ、キラウエア火山国立公園へ。
溶岩洞窟等を観光し、溶岩台地で幕の内弁当での夕食。
日本で言えば群馬の鬼押し出し園でお弁当を食べてるような感じ。絶景ではあるのだが、風が強すぎて、落ち着いて食べられるような雰囲気では無かった…。それと弁当はご飯の量はたっぷりだが、オカズが微妙であまり美味しいとは言えず。
強風はたまたまだったのかもしれないが、景色が楽しめずとも、もう少し落ち着いて食べられる場所を選定してくれた方が良かったと思う。

溶岩台地

こんな所でお弁当。遠くに海も見えて景色は良いのだが、食事に適しているとは言えないと思う。

食事の後はメインイベントである、キラウエア火山内のハレマウマウ火口へ。
火口を綺麗に見るには夕刻から日没にかけてここに来るのがいいようだが、時間はまさにその頃。
溶岩の状況は日々違うとのことだが、この日はベストな状況だったようで、赤く吹き出す溶岩をたっぷり見ることが出来た。
ガイドさんが双眼鏡も用意してくれるので、それを使って見ると、火山のドキュメンタリー番組で見たような迫力の溶岩噴出が間近に見えて大満足。
双眼鏡が無くても十分に見えるので、実際に溶岩がグツグツと噴出している火口に、これだけ近づける観光地はなかなか無いと思う。(キラウエア火山は日本の火山とはタイプが違うので、危険無く近づけるということらしい)
ここには資料館とスーベニアショップもあるので、記念のお土産(マグネットやポストカード)も幾つか購入。

キラウエア火山

コンパクトデジカメのズームで撮った火口の写真。赤々と煮えたぎる溶岩が本当に間近に見える。

ハレマウマウ火口を堪能し、いよいよ最後のお楽しみ、マウナケア山麓での星空観測へ。
星空観光は以前、マウイ島でハレアカラでのものに参加したのだが、その時は空に明るい月が煌煌と輝いていて、期待していたほど星が見えなかった。
今回は事前に星空観測の時間帯には空に月が無いことを確認していたので、期待大。
あとは天気が心配だったが、運良く晴天。
ということで、観測ポイントに着いて車外に出ると、まさにプラネタリウムの様な満天の星空。
溶岩の噴出する火口も凄かったが、星空にも感動。
都会育ちなので、ここまでの降るような星空は生まれて初めて見たかもしれない。
娘も同様で、月がなく、下界に明かりもなく、天気が良ければこれだけの星が肉眼で見えるのだという事に感激した様子。
天体望遠鏡も用意してくれて、いくつかの惑星や星雲等を望遠鏡で見たりもしたが、やはり普通に肉眼で見上げる満天の星が一番だった。

全ての観光を終え、ホテルに到着したのは22時半頃なので、出発からちょうど12時間くらいの観光だった。
大きなハワイ島を一日で見て回るというのはちょっと無理な話で、急ぎ足で見て回ったという感じは否めないが、時間をあまりとれない旅行者にとってはまずまず満足出来る内容だったと思う。
この手のハワイ島一日ツアーではビッグアイランドキャンディーとキラウエア火山以外のルートは細かく違っているので、好みで選べるのもいいと思う。(例えばヒロの街を下車して観光できるものや、アカカの滝ではなくレインボー・フォールズに行くもの等)
あと、星空観光も付くツアーで、日程が多少自由になるのであれば、観測予定の時間帯に月の無い日を選ぶことをお薦めする。(天気は運次第だが、月の状態は事前に確実に分かる事なので)

翌日は二泊したコナシーサイドホテルをチェックアウトし、ヒルトン・ワイコロア・ビレッジに移動する。




ハワイ旅行記 03 2017・コナ観光


カイルア・コナの街は海沿いにの道(アリイ・ドライブ)に観光スポットが並んでいて、コンパクト。
高い建物が無いので、ワイキキ辺りとは全く風情が違う。いかにも南の島のリゾート地といった感じ。(田舎な感じとも言える)

コナにはケアウホウ・リゾート・ホヌ・エキスプレス(乗車賃は一人2ドル)という観光客向けのシャトルバスもあるが、一日8便(約2時間間隔)という運行なので、ワイキキトロリーのピンクラインの様な利便性はない。まあ、観光客でごった返すワイキキとは違って、頻繁に運行する必要があるほどの利用者数は無いと思うので仕方が無い。
なので、徒歩で無理なく歩ける範囲で散策することに。

まずはモクアイカウア教会(Mokuaikaua Church)へ。ハワイで初めての教会で、中は自由に見学出来る。(日曜には礼拝が行われている)その向かいにはハワイ王朝時代の宮殿であるフリヘエ宮殿(Hulihe’e Palace)があるが、当日はイベントの為に一般には開放されていなかった…。
そこからコナ ファーマーズ マーケット(Kona Farmers Market)へ立ち寄ったが、観光客向けの民芸品がほとんどで、ファーマーズ マーケットらしさはあまり無いし、かなり小規模。
訪れたのは午後だったので、午前中に行けばもしかしたら違ったのかもしれない。
ただ、私達が行った時間帯でもフルーツはそれなりにあったので、自分達でカットして食べられるのであればお得に買えるのだと思う。

そこからアリイ・ドライブを脇道(ファラライロード)に行き、ポキボウル(マグロの漬け丼)で有名なウメケ(Umeke’s)へ。
ウメケは小規模な店で、屋外にテーブルも用意されているが、基本的にテークアウトの店といった感じ。様々な味付けのポケ(まぐろ)にご飯は白米か玄米を選べる。
私達はまだあまりお腹が空いていなかったので、ケイキ(キッズ)サイズのポキボウルをシェアして、屋外のテーブルでいただいた。それでも日本の感覚で言えば牛丼普通盛りくらいの量はある。
味はまずまず期待通り。娘は初めてのポキボウルが気に入って、この後あちこちで食べることに。

アリイ・ドライブに戻ってコナ イン ショッピング ビレッジ(Kona Inn Shopping Village)へ。
コナ イン ショッピング ビレッジは海沿いに土産店やレストランが並ぶ、2階建てのちょっとしたショッピングセンター。
基本オープンエアなので、リゾート地のショッピングスポットといった雰囲気はとても良い。けれど、それほど欲しいものがありそうではなかったので、冷やかしただけで終了。

アリイ・ドライブ

アリイ・ドライブでは大きなバニヤンツリーが居たる所に。高層ビルなどがないのでとても長閑な感じ。

コートヤード・キング・カメハメハ・コナ・ビーチ・ホテルに行き、ホテルのロビーで見学がてら休憩。ロビーを通ってプールに出て、ビーチ(ラグーン?)まで行くとカマカホヌ(Kamakahonu National Historic Landmark)がある。ここはカメハメハ大王の引退後の住居跡で、アフエナ・ヘイアウ(Ahuena Heiau)という聖地もあり、米国国立史跡となっている。
ちなみにこの近辺で遊べる砂浜のあるビーチはこの一角のみ。(基本的にコナでは泳いだりは出来るビーチはほとんど無い)

以上の散策コースで、歩いている距離だけで言えば往復で約30分ほどなので2キロくらいかと思う。なので、お店を覗いたり、ちょこっと食べたり、写真を撮ったりといった時間を合わせても90分くらいあれば十分に散策が出来るコース。

一旦コナ・シーサイド・ホテルの部屋に戻って休憩後、スーパーへ買い出しへ。
ホテルからパラニ・ロード(Palani Rd)という道を7分前後歩いた場所にKTA スーパー・ストアーズというスーパーがある。500メートルくらいの距離なのだが、行きは上り坂でちょっとキツい。その代わり帰りはずっと下りで楽ちん。
KTA スーパー・ストアーズはハワイ島のみで展開しているスーパーで、生鮮品から飲料、お酒、スナック、日用品と何でも置いている。お総菜のコーナーもあるのでホテルの部屋で食事をするという観光客にも便利。
KTA はハワイ島のみで他には無いので、ここのエコバックとかは記念になるかもしれない。(私は買った…というか、レジ袋で持ち帰るのは大変だったので)
スナック類と2泊分くらいの飲料、お酒を購入してホテルへ戻った。

KTAスーパー

ハワイと言えばKTAスーパーらしい。雰囲気は庶民的で、オアフ島等にあるセーフウェイの様な洗練されたオシャレ感みたいのは皆無。

夕食はホテルから5分とかからない距離にあったアリイ・ドライブ沿い(つまり海沿い)のフィッシュホッパー(Fish Hopper)というレストランへ。
いかにも観光客向けのレストランといった感じだが、この一帯のレストランはどこもそう。
海側の席が素敵な感じだが、私達は店内中程の席。とは言っても開放的な作りなので海はどの席からでも見ることが出来る。
メニューはとても豊富で一般的なアメリカンからハワイらしい料理まで何でも揃っている。
場所柄ディナータイムは混雑しそうだったが、私達は18時前には行ったのでスムーズに席に着けた。もう少し遅めの時間だと満席ということも多いらしいので、もし利用することを決めているなら予約した方がいいかもしれない。(オープンテーブルで予約が出来る)
ディナーではコースもあるが、私達はアラカルトで食事。
お値段は観光地価格。味はグッド。(少なくとも私達が頼んだ料理は)

フィッシュホッパー

窓際にガラス等は無いので、中程の席でも開放感はある。(このへんのレストランはこういうスタイルが多い)

フィッシュホッパーのサラダ

マウイオニオンのサラダ。ドレッシングは黒酢っぽい。

フィッシュホッパーの料理

二人とも魚料理をオーダー。味は良し。盛り付けも綺麗で、観光地価格は仕方無しか。

これでコナの観光は終了。成田を夜出て、もう一度朝から一日をやり直したのでかなりクタクタ。
早めに就寝する。
翌日は現地ツアーでハワイ島を巡る。




ハワイ旅行記 02 2017・コナシーサイドホテル


ハワイ島4泊のうち、前半2泊は島内観光にあてるためほとんどホテルでは寝るだけ。
ということで、出来るだけリーズナブルで観光に便利なホテルを選んだ。
選んだホテルはコナ シーサイド ホテル。カイルアコナの街の散策にも便利な場所で、各種島内観光ツアーのピックアップにも問題ない。

ロバーツのシャトルでコナ シーサイド ホテルに到着。
外観はビジネスホテル風でちょっと淋しいが、前情報通りなので問題ない。
チェックインを済ませて部屋へ。
部屋は綺麗で問題ないが、エアコンは窓にはめ込まれた小型のもので、安っぽい。が、滞在中、エアコンの効き自体には不満はなかった。しかしタイプ的にちょっと稼働音は気になるかも。
エアコンの能力は非力なはずなので、快適に過ごせた要因は、天井の大型シーリングファンかもしれない。このファンの風はとても快適だった。
設備関連では洗面所の排水がちょっと悪かったが、全く流れないということはないので、豪快に使ったりしなければ大丈夫。部屋からの眺望は良くないが、日中部屋にいる時間は無いのでこれも問題無し。
WI-FIは問題なく使えたし、冷蔵庫もちゃんと冷えたので文句はない。

コナシーサイドホテル

外観にリゾート感は無いが、場所はとてもいい。

 日中のみだが、フロントでレモン水のサービスもある。(夜は片付けられてしまう)
サーバーと紙コップが置いてあって、自由に飲めるもので、それ自体はリゾート地のホテルでは珍しいものではないが、暑いハワイでは嬉しいサービス。
ただ、製氷機が1階にしかなく、しかも別の棟なので、これはちょっと面倒だった。まあ、ホテルの規模的にそれほど手間や時間がかかるわけではないが、氷を取る度にエレベーターに乗るのは面倒。(我々の部屋は3階)

プールもあるが、小振りな四角い普通のプールで、周囲の景色もいいわけではないので利用したいとは思わなかった。(利用したいようなプールだと使う時間がないことを勿体なく思ってしまうのでそれでOK)

コナシーサイドホテルのプール

こんな感じのプール。建物の影になっている時間帯も多い。

ホテルにはレストランが一ヵ所あるが、同じ建物ではなく、外に出て歩く。(2分くらい)
ホテルの敷地内なのだろうが、表通りにも面していて近くにあるレストランといった感じ。
なので、利用客はホテル宿泊者以外の人が多い。レストランの名前はスプラッシャーグリル(Splasher’s Grill)
もし朝食付きの宿泊プランであれば、このスプラッシャーグリルの利用券がつくことになる。
我々は朝食付きではないので、一回だけ朝食で利用したが、オープンエアの雰囲気の良い店で、窓際、海側であれば景色も良さそう。
朝食の時間帯は混んでいる様子だったが、店内は広く、テーブルの位置にこだわらなければそれほど待たされることは無い感じ。
我々が行った時も満席だったが(実際にはいくつかのテーブルが空いていたが片付けが間に合っていない様子)、10分ほど待てば席に着けた。
値段は観光地価格で高目だが(この辺一帯がそうなので、安く済ませたければレストランでの朝食はやめた方がいい)、味はまあまあ。特別美味しいわけではないが、悪くも無い。
店員のサービスは良い。

ということで、まずまず期待通りのホテルだったし、フロントも日本語が通じることは全く期待出来ないものの、外国人観光客に慣れている感じで対応も良かった。
ただ、やはり日本人はほとんど利用していない様子。(我々以外に見掛けた日本人宿泊客は滞在中、一組だけだった)
日本人はこのコナ シーサイド ホテルの斜め向かい(徒歩3〜5分)のところにあるコートヤード キング カメハメハズ コナ ビーチ ホテルを利用する人達が多い模様。
街の散策ついでに立ち寄ったが、ロビーも広々、豪華なリゾートホテルという雰囲気が漂っていた。もちろんお値段もコナ シーサイド ホテルの比ではないので、コートヤード キング カメハメハに泊まって一日の殆どを外の観光に当てたのでは勿体ないと思う。
もしコナで終日ゆっくりホテルで過ごす時間がある様な人には断然コートヤード キング カメハメハをお薦めするが。

一日目しか街の散策に行く時間が無いので、部屋に荷物を置いて早速街へ。