旅行で動画を撮っても撮りっぱなしという人も多いのでは無いだろうか?
撮影したままの動画は、ただ残してあるだけでほとんど後から観ることのないものになりがち。
ちょっと工夫して編集してやるだけで観やすい、観せやすい作品になる。そういう状態にしてあれば、機会があるごとに観ようという気にもなる。
最近はパソコンで簡単に編集出来るので、動画編集の敷居も低いはず。
私の場合はMacなので、標準で付いてくるiMovieだけで編集している。
まずはデジカメやビデオカメラの中の動画をPCに保存しておこう。写真同様、SDカード等のメディアに入れっぱなしでは失ってしまう可能性が高い。
明確に失敗、不要と思えるシーンは削除して、ちゃんと撮れているシーンはとりあえず保存しておけば後から何度でも編集出来る。
凝った編集が出来る人はそれぞれのセンスで頑張るとして、あまり動画編集に慣れていない人、時間がかかって面倒だと思う人は、簡単に単純なカット編集をするだけで見栄えは格段に上がる。
時系列で並べた動画を繋いでいくのだが、この時にあまり欲張らずに1カットを10秒以下、出来れば5秒以下にしていく。ここだけはどうしてもという場面だけを出来るだけ短く繋いでいくのだ。
全編通して観たいショーやパレード等を撮影していても、短いダイジェストを作るつもりで潔くカットしていく。
もし全編通して観たければその時は素材を観ればいい。
展開の無い、ダラダラと長い動画は観ていて退屈なことになるので、5秒と決めたら5秒毎に場面を変えるつもりで抽出していく。
静止画を挿入する場合は3秒毎に切り替わるくらいが丁度いい。動かない絵をテンポ良く観るには4秒以上だと長いと感じる。
最後までカットを繋いだら、もうほぼ完成。これだけでかなり観やすくなってるはず。
次はどうしても聞かせたい音声が入っている場所を除いて、残りはBGMだけにして、元の音声は消してしまおう。BGMはその旅行に関連する音楽がいい。ハワイならハワイアンだろうし、ディズニーならディズニー映画のサントラ等だ。(個人で楽しむ等の場合を除いて、つまりYouTube等で公開する場合は著作権のある音楽は使えないので注意)
ミュージックビデオを作っているつもりで元の音声は消してしまおう。
これで再生してみれば驚くほど観やすく、作品風になったはず。
お手軽編集であれば、あとはタイトルやシーン毎に日時、場所等のテロップを入れれば完成。
出来上がった作品と、素材はバックアップしておこう。
PCの中と外付けハードディスクやDVD-Rの中等、常に2ヵ所以上にあれば故障等で失ってしまう危険がなくなる。容量等の問題で全てを保存出来ないという場合でも、最低、完成した作品だけは複数箇所に保存しておきたい。
編集なんて面倒臭いという人は、撮影時に1回5秒前後の撮影に留めれば、それだけでかなり観やすくなると思う。この場合は、ピンぼけや酷い手振れ等の失敗シーンをカメラ内で削除するだけでいい。しかし、後から選ぶのに比べて、撮影時にかなりのセンスを要求されるので難しいと思う。
当サイトでも動画の公開を開始したので、もしよければご覧下さい。