テーブルサービスのレストランで食事をする時はメニューがちんぷんかんぷん、注文する際の英語、お勘定の仕方にチップと、難題がたくさん。
これが面倒でファストフードやバフェ(バイキング)のみで食事するという人もいるようだが、基本的な事さえ分かっていれば大した事はない。
そもそもこちらはお客さんだし、外国人観光客なのだ。失礼なことさえしなければ、問題ない。
まず日本のレストランとの違い。
- お冷やは出ない。もちろんおしぼりも。(水が欲しければ別途頼む)
- 席には案内されてから着く。勝手に席に座れない店が日本より多い。
- 担当のウェイター、ウェイトレスが決まっている場合も多く、他の従業員に頼めない。
- お勘定は通常テーブルで行う。
- もちろんチップが必要。
- 高級店のディナーではドレスコードに注意。(日本でもそうだろうが)
メニューは日本人観光客の多い場所なら日本語メニューがある場合も多いので、あるかもしれない様な場所なら「ドウーユーハブア、ジャパニーズメニュー?」と聞いてみよう。無ければ英語のメニューを読まなければならないが、基本的なメニューの構成は前菜、サラダやスープ、メイン、デザート、飲み物とセクション毎に書かれている。
- StarterもしくはAppetizerが前菜
- Soupはスープ、Saladはサラダ
- Side Dishは付け合わせ
- MainもしくはEntreesがメインディッシュ
- DessertもしくはSeweetsがデザート
- Kids menu又はChildren’s menuは子供専用料理(小学生くらいまで)
そしてDrinksやBeveragesと書かれた飲み物のメニューがある。別になっている場合もあれば、料理のメニューと同じ場合もある。ワインのみ専用メニューというのが一番多いパターン。
料理素材の単語は頑張って読むとして、基本的な調理方は以下の通り。
- sauté(炒めた)
- steamed(蒸した)
- grilled(焼いた)
- fried(揚げた)
メインディッシュにはServed with ○○○と書いてある事が多い。これは○○○が付いているという意味。例えばServed with riceならライス付きということ。
この付け合わせは選べることが多いので、例えばYour choice of French fries or Baked potatoなんて書いてあればフレンチフライ(日本で言うフライドポテト)かベイクドポテトかを選べるという意味。
メニューの中に「or」とあればチョイスするということなので、それを聞かれると思っていれば間違い無い。
ステーキを頼めば焼き加減も聞かれるが、これは日本と同じでミディアムやレア、ウェルダンで答えればいい。日本の感覚よりも焼いてしまう店が多いので、ミディアムが好みなら、ミディアムレアくらいが丁度いい場合が多い。
よく前菜、メイン、デザートと一通り注文しなければならない等と言う話を聞くが、それは高級店での話。ドレスコードがカジュアルな店ではメインさえ注文すれば問題はない。
又、「Would you like something to drink?」等と食事を選ぶ前に飲み物のオーダーを聞かれる事も多い。
注文が無事に済めばあとは食べるだけ。なのだが、多くの場合、食事中に担当ウェイター(ウェイトレス)がやってきて「Everything OK ? 」と声をかけられる。
味に問題があればOKではないとこの時に伝えていいのだが、まあ普通は「ベリーグッド、サンキュー」と言えば良い。
それ以前に入店時からこちらの返事を必要とする様な挨拶、例えば「How are you today?」等と言われるので、「ファイン、サンキュー」等と簡単でいいので返事はしよう。
このへんはフレンドリーこそがサービスという文化なので仕方が無い。
一通り食事が済むとデザートやコーヒーの注文を聞きにくるので、欲しければその際に注文できる。いらなければ「ノーサンキュー、チェックプリーズ」とお勘定を頼んでしまおう。
お勘定の仕方は「チップの払い方」を参照。
あと、アメリカのレストランではどこでも食べ残しを持ち帰りできる。
量が多く食べきれないので夜食にでもしようと思うなら、遠慮無く頼もう。
「I’d like to take this to go.(アイライクトゥー、テークジストゥーゴー)」と言えば、持ち帰り用の箱を持ってきてくれるか、皿を下げて箱詰めして持ってきてくれる。
箱だけ渡された場合は自分で入れましょう…。