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アメリカでレンタカー


レンタカーがあれば便利とおもう旅先はやはりアメリカ。

地下鉄網が発達しているニューヨークなどの一部の都市を除けばやはりアメリカは車社会。自由な移動が出来るレンタカーはやはり便利だ。
私もグアムで一回、以前よく行っていたラスベガスではほぼ毎回レンタカーを借りた。

しかし日本で運転に慣れていてもアメリカでの運転は気を使う事は確か。特に出だしの1時間くらいは特に気を使う。
左右が逆というのは慣れるのが大変だ。ウィンカーを出すつもりがいつもワイパーを動かしてしまう。
ワイパーが動くだけなら恥ずかしいだけで問題ないが、対向車線に入ってしまったらとても危険。
これを避けるコツは中央線と対向車は常に自分側、つまりドライバーの席側にあると思うこと。右左折の時はそう思っていれば対向車線に入ってしまうことはない。

交通法規はほぼ日本と一緒だが、大きく違うのは右折と踏切り通過。右折はほとんどの交差点で信号が赤でも可能。左から車が来ないことを確認したら右折出来る。不可の場合は「赤信号では右折不可」の標識がある。
踏切は一時停止する必要無し。遮断機を信じて減速せずに通過する。
ついつい癖で減速してしまうが、追突される恐れがあるので踏切を見たら日本と違うと自分に言い聞かせた方がいい。

あとは黄色いスクールバスが停車してたら、追い抜く事が禁止なのはもちろん、対向車線でも停止が義務となっていることが多い。かなり慎重な交通ルールだが、皆停まってスクールバスの発進を待っている。

駐車場の障害者用スベースは日本よりも厳格。健常者が停めれば罰金の対象なので注意。
駐車違反に対する取り締まりは厳しいが、日本とは比べものにならないほどに駐車場が整備されているので問題ないはず。

アメリカではエンジン始動中はヘッドライトを消せない車が多いので知っておいた方がいい。初めてアメリカで車を借りた時これを知らず、ライトを消そうと四苦八苦してしまった。

アメリカでレンタカー

初めての海外レンタカーはラスベガス。車はクライスラーネオンだった。ベガスの郊外は砂漠の景観が素晴らしいのでドライブに最適。

アメリカは大抵の場所で交通マナーは良好。(一部の都市を除けば)
駐車場から出る際や合流の際、進路を譲ってもらえる事が多い。歩行者に対しても優しい運転をするドライバーが多い。
それに倣って横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいたら必ず停車した方がいい。歩行者を縫うように通過する様な車はまず見かけない。

レンタカーを借りる際には日本から予約して行った方がいい。
お得な観光客向けのプランを用意している場合が多いし、必要事項のフォームなどを事前記入しておけば現地での手続きの手間を減らせる。
国際免許の用意を忘れずに。(ハワイ等一部の観光地では国際免許不要、日本の免許のみでOKなんてこともあるが、万が一のトラブルを考えると国際免許は携行した方が無難)
ガソリン代込みのプランは予定している走行距離を考えて利用すること。もし少しの距離しか利用しないならガソリン込みは損をする。

アメリカのガソリンスタンド(ガスステーション)はほとんどがセルフ。クレジットカードを自分で読み込ませて使用する。日本でセルフのスタンドを使っていればほぼ手順は同じ。
たまにスタンドのレジ(大抵は小さなコンビニになっている)で支払いという場合もある。
その場合は車を停めたポンプの番号をレジに伝えて給油出来る状態にしてもらう。カードならカードを控えて貰い、現金なら給油量に十分な額を前金で支払い、給油後に差額を精算して貰う。

レンタカーの貸し出しをチェックアウト、返却をチェックインと言うので間違えないように。
ホテルとは逆と覚えておこう。
空港やホテル、市中の事務所等、どこで借りるかにもよるが、貸し出しも返却も日本と比べてアバウトなシステムなことが多い。
鍵と書類を渡されて、何番の駐車スペースに停まってるからと伝えれるだけの事も多い。詳細な車体のチェックとかが無い場合もあるので、もし車体に問題があったら走り出す前に伝えた方がいい。
返す時も時間外だと駐車スペースに停めたら自分で走行距離やガソリンの状態を記入して、キーと一緒に返却ボックスに入れるだけなんてこともある。

公共交通機関があまり充実していない場所ではレンタカーがあれば本当に便利。
タクシーやツアー等を使うよりも格安に済むし、時間も有意義に使える。
しかし運転に自信がないなら無理をして借りることは無い。運転に神経を使いすぎると疲労するし、何より事故でも起こせば旅行は台無しだ。 


ホテルの会員プログラム


ホテル利用の出張が多い人なら、チェーン展開しているホテルグループのポイントプログラムや会員プログラム(メンバーシップ)に登録しているとことと思うが、趣味や観光でも定期的に旅行をするなら入っておきたいホテルの会員プログラム。

日本でも海外でも利用する機会を考えると、ヒルトン、ハイアット、シェラトン系列の会員にはなっておいた方がいい。私もこの3つのメンバーシップには登録している。
ハワイやグアム、アメリカ本土にはこのホテルグループのホテルが山ほどあるし、日本でもTDRのオフィシャルホテルをはじめ、全国主要都市に展開している。

プログラムの名称はヒルトンが「ヒルトンHオナーズ」、ハイアットが「HYATT GOLD PASSPORT(ハイアットゴールドパスポート)」、シェラトンが「スターウッド プリファードゲスト」となっている。
いずれも入会は無料。ホテルでの申込み用紙への記入や、各ホテルのサイトで簡単に入会できる。

宿泊毎にポイントが貯まって、貯めたポイントを利用して部屋のアップグレードや無料宿泊が出来るというのはどのプログラムも共通。提携航空会社や提携レンタカー、提携クレジットカードの利用等々、ホテル利用以外でポイント加算することも出来る。

はっきり言って無料宿泊をゲット出来るまでポイントを貯めるにはかなりの利用が必要。年に一回、数日間の宿泊程度では貯まらない。それに楽天トラベルやじゃらん等の格安プランを利用するとポイント加算無しなんてことも多い。
そしてポイントには有効期限があるので、1年以上1回もポイント加算対象になる利用(宿泊やレンストラン利用、提携会社のサービス利用等)をしないと、それまでのポイントがリセットされてしまう。(1年に1回でも利用すると全てのポイントが更に1年延命される)

それじゃ入会しても自分には意味が無いと思うかもしれないが、ポイントを貯めるという本来の目的以外でも入会した方がお得なことがある。
各ホテルグループ毎に内容は異なるが、会員プログラムにのみ提供しているサービスがあるからだ。

例としては(それぞれのプログラム毎に違うが)

  • 専用チェックインカウンターがある(混んでいるとき一般のラインに並ばずにすむ)
  • 無料でチェックアウト時間が延長できる
  • 会員専用ラウンジでの軽食サービス
  • ホテル内施設(レストランやプール等)の料金が割引される
  • 新聞朝刊のデリバリー

利用回数が増えて、会員のランクが上がると、更に色々なサービスが提供される。
入会は無料なのだし、利用したい、利用するかもというサービスが一つでもあるなら入会しておく意味はあると思う。
空室がある時にホテルが無料で部屋をアップグレードしたりしてくれることもあるが、そういう場合にも会員と非会員なら会員が優先される。

グアム旅行

グアムではハイアットに泊まった。ハワイではハイアットとヒルトンに、次のオーランド旅行でも空港のハイアットとインターナショナルドライブのヒルトンに泊まる

ヒルトン、ハイアット、シェラトンにはそれぞれ系列ホテルがあるので、特に欧米への旅行の際には選択肢が増える。系列ホテルもそれぞれのメンバーシップの対象なので、ホテルの名称が違っていても系列を確認した方がいい。
グループに吸収されたり離脱したりということもあるので、都度確認した方がいいが、一例をあげると次の通り。(ヒルトングランドバケーションの様に、名称にヒルトン等と入っていれば分かると思うので、分かりにくいもののみを列記)

ヒルトン系列(ヒルトンHオナーズ)

  • コンラッド
  • ダブルツリー
  • エンバシースイート
  • ハンプトンイン
  • ホームウッドスイーツ
  • ウォルドルフ・アストリア

ハイアット系列「HYATT GOLD PASSPORT(ハイアットゴールドパスポート)」

ハイアットは基本的に「パークハイアット」や「ハイアットリージェンシー」の様に名称にハイアットが含まれるので分かりやすい。例外としてアンダーズ (Andaz)がある。

シェラトン系列「スターウッド プリファードゲスト」

  • メリディアン
  • ウェスティン
  • セントレジス
  • アロフト
  • エレメント

旅行を趣味とする私でも今までに手に入れた無料宿泊は、ハイアットゴールドパスポートでハワイのハイアットリージェンシーワイキキ2泊のみ。スターウッド プリファードゲストは無料宿泊1泊分くらいは貯まっていたのに、うっかりしてて失効してしまった。
今現在集中して貯めているのはヒルトンHオナーズ。しかしなかなか貯まらない。


TDRと海外ディズニーパークの違い


東京ディズニーリゾートには娘が2歳の頃から頻繁に行っている。
東京に住んでいるのでそれほど遠くないということも理由だが、私自身が子供が出来る前からディズニーが好きだったこと、他の遊園地よりも親子二人で快適に過ごせることが理由。
3歳の頃には一度だけ年パスを買って月に2、3回連れて行っていた時期もあった。まだ小さかったのでディズニーシーにはあまり行かないと思い、ディズニーランドだけの年パスを購入して、一年間だけ使用した。
今では学校もあるので年に2回ほどしか行かなくなったが、今まで50回以上は行ったことになると思う。

東京ディズニーリゾート

年に2回しか行かなくってからは行く時は2泊ほどする。ランドとシー両方行くし、日帰りはキツい。

海外のディズニーパークは子供が生まれる前にオーランドのディズニーワールドに2回、カリフォルニア(アナハイム)のディズニーランドに1回、パリのユーロディズニーに1回、そして2011年の暮れに娘と一緒にカリフォルニアのディズニーランド(リゾート)に再度行っている。
今年2015年の夏に私にとっては3回目の、娘にとっては初めてのオーランドのディズニーワールドに行く予定だ。

今までの経験から東京ディズニーリゾート(以下TDR)と海外、主にアメリカのディズニーパークとの私が感じた相違点を書いてみたい。

それぞれアトラクションが違うとか、パークの構成が違うとか、大きさ広さの違いは当たり前の話として、一番感じる違いはゲスト(お客さん)の様子。
まずアメリカのゲストはゆったりとした楽しみ方をしている。パークオープン時に行ってもアトラクションに向かって走り出す様な人はいないし、パレードやショーの場所取りもTDRに比べてみんな遅め。アトラクションに並ぶ限界待ち時間も日本人に比べて短い様で、余程の繁忙期でもなければ120分以上のスタンバイというのは見たことがない。
まあ、激混みになるクリスマス等はこの限りではないが、総じて日本人よりものんびり楽しんでいるのは確かだと思う。
ビーチリゾート等でも日本人は遊びにショッピングにと忙しく歩き回るが、あちらの方達はビーチやプールサイドで読書なんていう贅沢な時間の使い方をするので、そういう性質の違いがテーマパークでも出ているのかもしれない。
性質の違いもあるし、休みの取り方が日本社会とは違うということもあるかもしれない。

キャストも日本とはちょっと違う。
あちらのサービス産業の平均点と比べれば、ディズニーは相当にサービスレベルが高いことは事実だが、それでもTDRのそれには適わない。
少し無愛想なキャストもいるし、全体的にバイト感が高い。実際、アメリカでは学生がディズニーでバイトをすると単位が取れたり、成績評価が上がるといったシステムがあるらしく、キャストに学生バイトが多くいるらしい。
まあ、欧米には客と店側が対等、良いサービスとは丁寧なことではなくフレンドリーな事と言った根本的な違いがあるので、ディズニーと言えども日本と同じレベルは期待できないのは仕方が無い。

アメリカ文化そのものであるディズニーランドを日本で運営していくにあたって、アメリカ的フレンドリを日本のサービスと融合させる為に「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」を使わないことにしたという話も聞いたことがある。
しかしTDRはフレンドリーの真似を超えて「夢と魔法の王国」独自の雰囲気を作り出してしまったし、その徹底は結果的に実に丁寧な仕事だと思う。

こういった違いから、TDRはキャストが素晴らしくて過ごしやすく、アメリカのディズニーパークはゲストの雰囲気が良くて過ごしやすいというのが私の感想。

アナハイムのタウンタウンディズニー

そう言えば海外には必ずあるダウンタウンディズニーがTDRにはないな。イクスピアリが相当する施設ということか。

アメリカのディズニーにあって日本のTDRにはないピントレーディングも些細な違いに見えて大きな差かもしれない。(ディズニーのピンバッジをキャストやゲストと交換し合うこと)
TDRでも一時期ピントレが行われていたらしいが、問題が多く中止となったとのこと。遊びの域を超えた一部のコレクターや転売屋等が出現してしまったことも原因らしいが、基本的に日本人は他人とのコミュニケーションを楽しめない人が多い。
アメリカ人はとにかくコミュケーション大好きだし、同じ場所にいるというだけで一緒に楽しむ仲間と思ってしまう気質だ。
日米双方のジャングルクルーズにでも乗船すればその違いは誰でも実感できるだろう。TDRの船長さんは孤独な一人芝居となってしまうことが大半だろうが、アメリカのジャングルクルーズは大概賑やかだ。

海外のディズニーに行くとなれば、スケールの違いや日本には無いパークやアトラクションを一番の目的とする人が多いだろうし、実際それらを体験することは楽しいのだが、文化的背景からくる雰囲気の違いをアメリカ人と一緒になって楽しめてこその海外ディズニーパークだと思う。それが楽しめないなら、間違い無く世界一サービスの良いTDRの方が満足度は高いと思う。

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