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ディズニークルーズとお酒


多くのクルーズ船がお酒の持ち込みを禁止しているが、ディズニークルーズは自由に制限の無い持ち込みを許可している。ただし預け入れ荷物に入れることは禁止されているので、手荷物として持ち込まなければならない。又、キャスター付きクーラーバックでの持ち込みも禁止されているので、必然的に大量のお酒の持ち込みは出来ない。

寄港地(ナッソーなど)で購入したお酒ももちろん持ち込める。
ただし、ポートカナベラルに帰港の際には無税で持ち込める範囲に注意が必要。アメリカへのお酒の持ち込みは種類に関係なく1リッターまでが無税だ。なので750㎖や1ℓのボトルは1本までとなる。それ以上は関税を払えばもちろんOK。
このへんは日本への持ち込み量(日本帰国の際にはボトル3本まで無税)と混同してしまう人がいるので注意。

クルーズ船の中でも免税でお酒が買えるが、船内の免税店で購入したお酒は船内で飲むことは出来ず、帰港まで受け取ることが出来ない。

お酒は持ち込まずとも船内で各種提供されている。(もちろん安くはないが)
中でもワインはパッケージで購入すれば比較的良心的な価格で楽しめる。ワインのパッケージはプレミアムとクラシックというランクが有り、それぞれ3本〜7本までのパッケージが選べる。
基本的にローテーションダイニングの席でサーブされるが、余った分は部屋に持ち帰って飲むことも出来る。通常クルーズの日数に合わせて選ぶが、それほど飲まないなら少ないパッケージを選んでもいいし、逆に飲むなら多めのパッケージを購入しても構わない。(一晩で2本飲んでも構わない)
プレミアムでもクラシックでもそのカテゴリーの中から白、赤、スパークリングが選べる。
単品よりもパッケージの方がかなりお得なので、ワインを飲むならパッケージをお薦めする。

ビールを飲む人ならビアマグパッケージの購入がお得だ。
これを最初に購入しておけば、以降、16オンスの値段で22オンスの生ビールを飲めるようになる。このマグは持ち運ぶ必要は無く、購入証明を代わりに提示すればいい。最後の利用の際には新しいマグをもらって記念に持ち帰ることが出来る。(クルーズのロゴが入ったビアマグだ)

ディズニークルーズのビアマグ

ビアマグは船内のバー等、生ビールを提供している場所で購入出来る。飲むなら最初に購入しよう。

カクテル類は船内のあちこちで楽しめる。キャスタウェイケイでも提供されている。
普通のボトルビール等は市価の2〜3倍の値段で提供されているので船内での購入はあまりお薦め出来ない。

ディズニークルーズへの乗船はオーランド空港からかWDWからになるのが一般的だと思う。
とすると、いずれにしても酒類を安価に入手出来る機会はないかと思う。なので、特に拘りの銘柄等が無いならば、重い思いをして持ち込むよりも船内で提供されている物を選んだ方が良い様に思う。
乗船前にスーパー等に立ち寄る機会のある人(レンタカーの人や乗船前の滞在で市内のスーパー等に行く人)ならば、安く入手出来るので好みの物を持ち込むことをお薦めする。

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ディズニークルーズのドレスコード変更


ディズニークルーズのドレスコードの変更が2013年の夏に公式にアナウンスされていたらしい。
主な変更点はローテーションダイニングに於けるディナーで、公式にジーンズとショートパンツがクルーズカジュアルとして認められたということの様だ。
パロやレミー等のレストランは今まで通りで変更は無い。(つまりジーパンや短パンはNG)

これまでも朝食や昼食はかなりラフな格好でも問題なかったし、一般的に短パンやジーンズは不適当と思われていたディナーでも、実際にはそういう格好のゲストも多く見られた様なので、最初からクルーズカジュアルの定義はディズニークルーズに於いては曖昧だった。
その曖昧な部分をディズニークルーズ側が公式にアナウンスしてということになる。

ショートパンツに関しては「ドレス・ショートパンツ」をクルーズカジュアルとして認めるということになっているが、このドレス・ショートパンツというのは聞き慣れない。
つまりは水着やスポーツウェア的なもの以外ということらしい。ジーンズに関してもダメージの大きい物(穴だらけのもの)は不適当とされている。

もちろん一週間以上のクルーズではフォーマルデーがあるので、その時にはそれなりの格好が必要だが、オプショナル・ドレスアップのみしか無いショートクルーズでは、ドレスアップは任意なので、長いズボンを持たずに乗船することが出来る様になった。(公式にという意味)

これにはアナウンス当時、ディズニークルーズのディスカッションサイト等で賛否両論の意見が闘わされた様だ。
主な論争としては、「せっかくのクルーズなのに短パンやジーンズの人達と一緒に夕食なんて嫌」「正装をしたすましたテーブルメイトよりもラフで気さくなテーブルメイトが良い」「ディナーにそれなりの格好をするのは文化」「多くのゲストは下船後WDWに行くので余計な服を夕食の為だけに持参せずに済むのは有りがたい」と、まさに賛否両論。
しかし8割方はこのクルーズカジュアルの変更(というより追認?)に賛成の意見だったようだ。

多くの人達はディズニークルーズが他のクルーズよりも小さな子供を含むファミリー利用が多いこと、特にポートカナベラル出航のクルーズはテーマパークと合わせての旅行であることから、小綺麗なショーパンルックであれば歓迎されるべきという意見だ。

なので、ローテーションディナーにショートパンツやジーンズで行くことは全く問題が無いわけだが、少数とは言えそれを好ましく思わない人がいるということも確かだ。逆にショートパンツやジーンズ以外の格好の人は嫌という人はいないだろう。
とすれば、個人的には従来のクルーズカジュアル(チノパン等の長ズボンにポロシャツやアロハ)で行くことが無難だとは思う。

オプショナルドレスアップの日はキャラクター達も正装しているので、自分達もそれなりの格好をした方がいい写真が撮れることは間違い無い。

ディズニークルーズのドレスコード

ジャケットにネクタイ、下はショーパンにサンダル。実際にこういうのもOKという例。

まあ、それぞれの主義や好みに合わせて、服装の自由度が高いというのは良いことだとは思う。
ディズニークルーズはあくまでもテーマパークの延長と考える人はラフに過ごせば良いし、ディズニークルーズと言えども豪華客船の旅らしさを大事にしたいという方はそれなりの服装でディナーに行けば良い。
私は本来かしこまった格好は苦手だし、面倒くさがり屋ではあるが、写真の出來を優先してそれなりの服を持参しようと思っている。

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Fish Extender (フィッシュエクステンダー)


ディズニークルーズに乗船すると、船室(ステートルーム)のドアに施されたマグネットのデコレーションと一緒にドア横のフックに賭けられたレターラックや袋を目にすることがあると思う。
これがFish Extender (フィッシュエクステンダー)と呼ばれるものだ。
ドア横のフックは魚の形状(タツノオトシゴだったりもする)をしていて、それにぶら下げるのでフィッシュエクステンダーという通称が付いた様だ。

フィッシュエクステンダー

ドア横のフックにかかってるのがFish Extender

これは事前に同じクルーズに乗る人達どおしでグループを作り、そのグループ内でプレゼント交換を行う為に使われる。グループはFEグループと呼ばれる。
このフィッシュエクステンダーと言う行為はディズニークルーズ公式のものではなく、有志の間で非公式に行われているものだが、アメリカでは有志も多く、専用のサイトも多くあってかなり知られているようだ。
専用のレターラック等を手作りで販売している人や、交換するプレゼントの情報ブログなんてのもたくさんあったりする。

参加の方法はまずFEグループに入れて貰うことから始まる。
これは該当クルーズに乗る誰かがボランティアでリーダーとなり、グループリストを作ってくれることで始まるものなので、必ず全てのクルーズで行われるとは限らない。
傾向としては3日間程度のクルーズでは行われる率が低く、長いクルーズになればなるほどグループが作られる可能性が高くなるようだ。
現在ではかなり人気の遊びなので、4日間以上のクルーズではほぼグループが作られると思っていい状態のようだ。

グループリストに入る為にはコミュニティサイトの該当クルーズのスレッドで参加したい旨を表明する。そのクルーズにボランティアでFEグループリストを作ってくれている人がいれば、それでリストに入れてくれるので、後はクルーズが近くなれば何等かの方法(メール等)でリストを入手出来るはずだ。
FEグループは10室〜20室くらいに纏められてグループ化される。あまり巨大なグループだとプレゼントの用意が大変になってしまうからだ。
参加の時に伝えておく情報は自分達の性別と年齢、ステートルーム番号が最低限必要だ。それ以外にアレルギーの有無等も書く人がいる。(お菓子等がプレゼントに使われることも多いからだと思う)
もちろんこれらのやりとりは全て英語になる。

フィッシュエクステンダー

DIS boards.comのDisney Cruise Line Forum→Disney Cruise Meetsと辿っていくと、クルーズ毎、出航日毎のフォーラムに行ける。そこでFEグループに参加出来る。

プレゼントはレターラックに入るくらいのサイズでグループ全員の分を用意する。
手作りでも買ったものでも自由だが、皆それぞれに工夫を凝らしているようだ。グループ内の一家族に1個でもいいし、一人一人に一個ずつでもいいし、クルーズ中毎日配る人もいれば1回のみ配る人もいる。この辺は自由な様だ。
もちろんプレゼントに使う金額なども決められてはいない。
ルールとしてはクルーズ中に1回はグループ内の全員(全室という意味)にプレゼントを渡す(フィッシュエクステンダーに入れる)こと、そして何故かプレゼントを入れるところを見つからないことらしい。

フィッシュエクステンダー

プレゼントは工夫次第で様々な物が用意される

FEグループ内で実際に会って交流する人達も多いが、プレゼント交換のみでももちろん構わない。実際のコミュニケーションをするかしないかは自由。

プレゼント作りやフィッシュエクステンダーの用意等、ドアデコレーション同様にクルーズ乗船前から楽しめるので、子供と一緒のクルーズならトライしてみると楽しそうだ。

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