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アナハイムからLAXへ…帰国[ベガス・ロス旅行記24]


帰国日。アナハイムからLAX(ロスアンゼルス国際空港)までは昔ながらのスーパーシャトルを予約した。タクシーは高すぎる(チップ込みで100ドルちょいはかかる)ので、スーパーシャトル以外に検討したのはUberやlyft等のライドシェアとディズニーランド・リゾートエクスプレス(ディズニー周辺のホテルと空港を結ぶシャトルバス)なのだが、ディズニーランド・リゾートエクスプレスは便数が多くなく、更に最寄りのバス停まで行かねばならないということで除外。ライドシェアは乗りたい時にホテルまで来てくれるので便利だが、乗るべき飛行機が決まっているということはホテルを出発するべき時間が決まっているということなので、10分刻みくらいでピックアップ時間を指定出来る混載のスーパーシャトルで問題ないし、最も運賃が安い。(アナハイムからLAXまでチップ込み、2名で計42ドルだったので、3名以上ならライドシェアの方が安くなるかもしれない)

スーパーシャトル

青い車体が目印ですぐにスーパーシャトルと分かる。

スーパーシャトルは昔からあるドアトゥドアの空港送迎サービスだが、以前は電話で予約をするかホテルのコンシェルジェに予約を頼むかしかなかった。しかし今ではネットから簡単に配車予約が出来て、チップまで含めてカードで前払いしておくことも出来る様になったので便利になった。

supershuttle アプリ

予約や予約変更、予約したシャトルの現在位置を確認出来るスマホのアプリも提供されている。

予約しておいたスーパーシャトルは指定されたピックアップ時間の5分前には来てくれた。
我々がアナハイムから乗る最後の客だったようで、私達を乗せたシャトルはまっすぐ空港へと向かった。同乗のお客さんは3人連れの日本人グループのみ。

LAXでは利用航空会社のターミナルでそれぞれ降ろしてくれるのだが、我々はアメリカン航空なのでターミナル4で下車。そこで私達が降りると一緒に乗っていた3人も降りてしまったのだが、ドライバーは「貴方たちはユナイテッドだからターミナルが違うよ」と言っている。
自分達の荷物を自力で降ろそうとする3人をドライバーはしきりに制して「まだ降ろさないで、ユナイテッドでは無いのか?アメリカンなのか?」と聞いているのだが、3人は何故かそれに答えない。
もしや英語が理解出来ていないのかと思い、日本語で「ユナイテッド航空ではないんですか?」と聞くと「そうです」とのこと。ならばターミナルはまだかなり先ですよと言ったのだが、何故かそこから先は私のことも無視して強引に荷物を降ろしてしまった…。
一人が「ユナイテッドはどこだろう」とか言っていたので、車は利用ターミナルを順番に廻ってくれるという事を理解していない様子に見える。
ドライバーは「ここでいいんだね」と言って運転席に戻ってしまったし、私が「ここで降りていいんですか?ユナイテッドだと7か8なのでずっと向こうですよ」と言ってもあまりちゃんと聞いてくれないし、返事もない。(何故無視されるのか謎…日本語で会話していたので日本人だと思うのだが…)
仕方なく、彼等が無事辿り着く事を祈ってお別れした…。まあ、一番遠いターミナル8だったとしても、まっすぐ歩けば15〜20分くらいで着くと思うので、多分大丈夫だろう。

LAXは混むという印象が強いのだが、自動チェックイン機をはじめ、様々な事が合理化されてきたおかげなのか、チェックインも保安検査もかなりスムーズに通過。全員が靴を脱ぐ必要があるなど、かなり厳しい米国の検査だが、もう皆慣れているせいか全員が予め準備をしているのでどんどん進んで行く。この辺は国際線ばかりのトムブラッドレーターミナルとかの方が混雑するのかもしれないが、とにかく今回の旅行は入国も帰りも予想していた時間の半分もかからなかった。(たまたまタイミングが良かっただけかもしれないが)

搭乗まで時間がかなり余ったので、着いた時同様、屋内(エアサイド)の専用通路(ターミナルコネクター)を通って、ターミナル4から賑やかなトムブラッドレーターミナルに移動し、暇を潰すことにした。
娘がここに来て和食が食べたくなったというので、CHAYAという店でうどんをいただいた。改装される前のトムブラッドレーターミナルにはもっと手軽に、日本国内で食べているものと遜色のないカレーライスやそば、うどん等を食べられる店があったのだが、その店はもう無い。
改装後のトムブラッドレーターミナルは必要以上にお洒落な感じになってしまった…。

トムブラッドレーターミナルのうどん

キツネとタヌキのうどん?米国にしてはかなり控え目な量で値段は10ドル超え。味もちょっとぼんやりしてた…。

余裕をもってターミナル4に戻り、帰国便の搭乗を待つ。定刻に搭乗を開始し、ほぼ定刻出発。
今回は飛行機もとてもスムーズだった。
行きは羽田からの便だったが、帰りは成田着。
そういう世代なのだと思うが、やはり成田空港の方が海外に行く、海外に行ってきたという感じがする。

今回でベガス・ロス旅行記は終了。次回は未定だが、行くとすればいよいよ欧州かな。




ラスベガスからロサンゼルスへ[ベガス・ロス旅行記12]


一週間のラスベガス滞在を終えてロスアンゼルスへ移動。
朝6時9分発という早朝のフライトのため、3時半にエクスカリバーをチェックアウト。チェックアウト手続きはカードを登録しているので簡単。本来はカウンターに立ち寄らずに出て行ってしまっても構わないのだが、3時半という時間もあってカウンターはガラガラだった為、立ち寄って領収書をもらっていくことにした。

空港までの移動はタクシーを利用。この時間帯でも大型のホテルであればタクシーが客待ちをしている。(早朝のフライトも多いので)もちろんUberでもいいんだが、Uberの場合、客待ち待機は出来ないので、呼び出しから車でちょっと時間がかかる。(数分で来るみたいだけど)

エクスカリバーのあるニューフォーコーナーは空港に近いので、10分ちょっとで到着。我々の乗るアメリカン航空はターミナル1。
早朝のマッカラン空港はフライトが多く混むと聞いていたので覚悟していたが、予想していたよりも空いていて、チェックインもスムーズ。チェックインは例によって機械にパスポートかプリントした航空券の控えのバーコードを読み込ませて行う。事前に座席指定もしてあるので、座席は勝手に変更されたりしていないかだけを確認すればOK。
機械から排出される預け荷物のタグをスーツケースに付けるのは慣れていないと手こずるが、日本出発時にどういう風にシールを剥がせば良いか理解したのでこれも問題無し。自信が無ければタグをそのまま荷物を預けるカウンターに持って行けば係員が手際よくつけてくれる。
まだ旅の途中ではあるが、お土産で膨らんだスーツケースが重量オーバーしないよう、今回はスーチケース専用の秤を購入して利用した。パッキングの時に重量を確認出来るのは不安がなくて良かった。

スーツケースの秤

私が購入したタイプ。これのおかげで空港で慌てる心配がなくなった。JAL(コードシェアのAAも)はエコノミーの場合23キロ(1個)となっている。一人2個までなので23キロをオーバーしたら2個口に分けて一つの重さを23キロ以内にすれば大丈夫。

保安検査もあまり待つ事無く通過。
モノレールに乗って搭乗便の搭乗ゲートであるDゲートへ。この時点で出発便の搭乗時間まで1時間以上の余裕があった。

さて、ラスベガスのマッカラン空港にはアメリカの空港には珍しく、出発ゲートのある屋内に喫煙所が設けられている。マッカラン空港内にもあちこちにスロットマシンが置いてあるのだが、喫煙者用のスロットマシンの島があって、そこは完全に喫煙ルームと化しているのだ。

マッキャラン空港内喫煙所

スロットマシーンをやらずに喫煙していても特に問題は無い様だ。ホテルの全室禁煙化は進んできたが、まだまだラスベガスは喫煙者にも優しい街なのは確か。

早朝便の利点は、既に飛行機が空港にいる状態での運航になる事が多いので、滅多に出発が遅れないということだ。到着した飛行機が折り返す様な時間になってくると、遅延が発生しやすくなる。
我々の便も遅れること無く定時に出発。
しかし実はこんなに早い時間の飛行機を予約したのではなく、10時台発の便を当初は予約していた。それが突然その便が廃止されたとのことで、勝手にこの便に変更されてしまったのだ。これより遅い便で選択出来たのは午後の便で、それよりは早く到着してロスの観光をした方が良いと諦め、この時間になった…。
このフライト時間の変更、便の変更というのは、米系航空会社では、早めに予約購入すると出発までの間に頻繁に起こる。アメリカンだけではなく、ユナイテッドも凄かった。

6時9分、定刻に出発した飛行機は7時30分にロスアンゼルスに到着予定。




アメリカン航空でラスベガスへ[ベガス・ロス旅行記01]


今回の飛行機はアメリカン航空。(JALとの共同運航便)
行きは羽田発で帰りは成田着。同一空港の発着便にしたかったが、このパターンが格安だったため、値段を優先。予約時の詳細は準備編を参照。

日系に比べて評判の良くない米系だが、よほどのトラブルにでも見舞われない限り、特に問題があるわけではないので、サービスの良し悪しなどには拘らない。太平洋路線の機材はボーイング787-9型でJALよりも新しい飛行機だし。
787-9は加湿器が標準装備なので、従来の様な飛行機特有の乾燥が軽減されたり、窓のブラインドが電子式(ボタンで窓の光線透過率が変化する)だったりする。

飛行機は定刻よりもやや早く出発。(飛行機の出発時間とはゲートを離れる時間)。
ロサンゼルスまでは約10時間のフライト。
機内食はとても平均的なもの。シート備え付けのプライベートモニターでの映画は充実しているが、洋画は日本語(字幕や吹き替え)に対応している作品がやや少ない印象。
ちなみにエコノミーでも各シートにUSB電源を備えているので、スマホやタブレットの充電が出来る。

飛行機はほぼ定刻にロサンゼルス国際空港(LAX)に到着。
アメリカン航空はターミナル4に着くが、入国審査はトムブラッドレー国際線ターミナルで行うので、バスでターミナルを移動させられる。バスは十分な台数が稼働しているが、この移動にはやや時間を取られる。が、いつも酷く時間をとられるLAXでの入国審査が今回は嘘の様にスムーズ。ほとんどの乗客がAPC(機械による自動入国審査)を使う様になった為かと思うが、タイミングが良かったせいかもしれない。
とにかく過去に10回以上LAXでの入国審査を経験していると思うが、これまで経験したこともない短時間での通過だったことは確か。

ラスベガス行きのアメリカン航空への乗り継ぎもとてもスムーズ。
入国審査と荷物の受け取り、税関審査を終えたら、ターミナル4に移動するわけだが、嘗てはトムブラッドレーから他のターミナルへは一度外に出て、徒歩かバスで移動し、再度保安検査を通る…といった手間があったが、現在、トムブラッドレーの隣のターミナル4には外に出ること無く、屋内(エアサイド)の専用通路(ターミナルコネクター)で簡単に移動が出来る。
もちろんラスベガスまでの搭乗券を既に持っている必要があるが、通しで買っていれば(国際線と国内線を別々に購入したりしていなければ)日本を出発する際に国内線の搭乗券も発券されているはず。もし搭乗券が無ければ以前同様いったん外に出て移動し、各航空会社のカウンターで搭乗手続きが必要になってしまう。

ターミナル4への移動

税関を出たら、この図の紫の点線に沿って移動すると屋内移動が出来る。税関を出たらすぐの荷物の再預けを忘れない様に。

まず税関を出たら間違えて外に出ないよう、右手の荷物の再預けカウンターへ。預ける荷物にも既に最終目的地までのタグが付いているはずなので、係員がそれを見てベルトコンベアに乗せてくれる。(税関審査の為に一度預けた荷物は引き取っているので再預けが必要)
そうしたらそのままターミナル4に移動する乗り継ぎ客専用通路へ。乗り継ぎ客専用の保安検査があるが、ここを利用する人の数は少ないので、アメリカの厳しい検査もあっと言う間に通過できる。
(ちなみに現在、米国内での保安検査では靴を必ず脱ぐ必要があるので、脱ぎ履きしやすい靴で搭乗した方が良い)

保安検査が終われば通路を更に進み、ターミナル4の搭乗ゲートに出られる。隣とはいえ大きな空港なので徒歩で5〜7分程度かかる。この専用通路(ターミナルコネクター)はターミナル4からターミナル8まで現在繋がっているとのことで、ターミナル4〜8の利用者は同じ方法で乗り継ぎが出来る。しかしターミナル8まではかなりの距離なので、歩くのはちょっとしんどいと思う…。

ターミナル移動

トムブラッドレーからターミナル8にかけて、Terminal connectorと書かれているのが専用の屋内通路。

アメリカン航空が使うターミナル4はあまり時間を潰せるような施設がないので、施設(レストランやショップ)が充実しているトムブラッドレー国際線ターミナルに戻って時間を潰すことにした。
先程使った専用通路を逆に戻ればいいだけ。(途中の保安検査はパスしてターミナルだけを移動出来る様になっている)
トムブラッドレー国際線ターミナルはショップや飲食施設が充実しているが、DFS(免税店)は帰国時しか使えないので注意。(もし帰国時の乗り継ぎにも余裕があれば、ここまで歩いてきてここのDFSで買い物をすることも出来る)
更に喫煙者にとって有難い喫煙所がトムブラッドレー国際線ターミナルには存在する。普通米国の空港ではターミナル内に喫煙所は一切無いので、貴重な存在。もちろん屋外になるが、フードコートを奥に行った辺りに喫煙スペースのある屋外に出られるドアがある。もちろん灰皿も用意されている。ここ以外にはLAXのターミナル内に喫煙所は存在しない。(またこの後の旅行記でも触れると思うが、ラスベガスのマッカラン国際空港はターミナル内に喫煙出来る場所が多く存在する、米国内では特種な空港)

余裕を持ってターミナル4に戻り、ラスベガス行きの便に搭乗。
ロスからラスベガスまでは約1時間10分ほどのフライト。

アメリカン航空はラスベガスのマッカラン国際空港、ターミナル1に到着。
ホテルまではUberかLyftを考えていたが、こられの乗り場は空港の駐車場ビル内と、ちょっと移動がしんどかったのでタクシーを利用。
ラスベガスは空港とホテル街がかなり近いので、タクシーを使ってもUberやLyftと大きな金額差にはならないはず。しかも我々が泊まるエクスカリバーは中でも空港に近いホテルなので。