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ハワイ旅行記 05 2017・ワイコロアへ


3日目はゆっくり寝て10時頃にコナシーサイドホテルをチェックアウト。
ワイコロアに到着してから食事をするつもりで朝食は抜き。
準備段階でもどうすれば良いかよく分からなかったコナからワイコロアへの移動方法だが、結局タクシーにした。
空港ホテル間の送迎はシャトルサービス等があるが、ホテルからホテルという移動に使えるものは私が調べた限りでは見つからなかった。
ハワイ島ではレンタカーを借りるのが一番確実と言われる所以はこのへんの交通の不便さだろう。なので、島内を連日アクティブに動き回るような旅行をするなら、間違い無くレンタカーを借りるべき。

コナシーサイドホテルのフロントでタクシーを頼むと、約10分ほどで迎えに来た。
タクシーはホテルやレストランで呼んでくれるので、利用に困ることは無い。(もちろん流しのタクシーは無い)

コナからワイコロアまでは車で約40分。タクシー料金はチップ込みで総額100ドル弱。

ワイコロアはオアフのコオリナやマウイのカアナパリなんかと似た雰囲気の高級リゾート地といった感じ。ワイコロア・ビーチ・リゾートにはホテルの他、ショッピングモール、ゴルフ場等がある。
我々が今回泊まるのはヒルトン・ワイコロア・ビレッジ。ハワイ島旅行の目的の一つがこのホテルに泊まること。巨大なホテル敷地内には大きなプール施設があり、ホテルの各客室棟をモノレールやボートで結んでいるというテーマパークの様なホテル。

チェックインを済ませ、荷物をベルサービスに預け(部屋に届けておいてくれる)、食事の為にワイコロアリゾート内にあるショッピングセンターに向かう。
ショッピングセンターはキングス・ショップスとクィーンズ・マーケット・プレイスという2ヵ所がある。それぞれはごく近い位置にあるので、どちらかに行けば、そこからもう一方には簡単に移動出来る。
ホテルからは2つのショッピングセンターへ行けるワイコロア・ショッピングシャトル(大人2ドル、5歳〜12歳までは1ドルが一回乗車毎に必要、5歳未満無料)というシャトルバスがあるが、運行間隔は公式には15分…しかしアバウトなので30分くらい来ないこともある。
少しシャトルバスを待ってみたが、なかなか来る気配がなかったので、歩いて行く事に。

ワイコロア・ショッピングシャトル(

これがワイコロア・ショッピングシャトル。ヒルトンではフロント階の下の階にある、ツアーバスの送迎場所からの利用になる。

ヒルトン・ワイコロア・ビレッジからだとキングス・ショップスが近いが、そこまで徒歩約20分ほど。日差しが強く、予想よりもきつい移動だったので、帰りは絶対シャトルバスに乗ることを決意。

まずはキングス・ショップスのアイランド・フィッシュ & チップスという店でフィッシュ & チップスとカラマリ(イカ)フライで食事。基本テイクアウト専門店だが、開放感のある湖に面してテーブルと椅子がいくつか用意されている。

アイランド・フィッシュ & チップス

フィッシュ & チップスはどこで食べても外れの少ない食べ物なので良い。魚の種類は「その日の魚」という表示で不明…。

次いでクィーンズ・マーケット・プレイスに移動して、アイランド・グルメ・マーケットで飲み物やスナック類、ちょっとしたお土産を購入。アイランド・グルメ・マーケットは大きなABCストアといった感じで、日用品から食品、お土産類を扱うスーパー。
実際、経営はABCストアで、オアフ以外の他島にあり、生鮮品も扱う大きめの店舗がアイランド・グルメ・マーケットという名称になっている。(オアフにもコオリナにはある)

ブランド物等、高価なものには興味が無いので、ショッピングセンターでの用事は以上。(傾向としてはキングス・ショップスが高級品店、クィーンズ・マーケット・プレイスがカジュアルな店舗を揃えているという感じだった)
クィーンズ・マーケット・プレイスからワイコロア・ショッピングシャトルに乗り、ヒルトン・ワイコロア・ビレッジに戻った。

ホテルのフロント棟からモノレールに乗り、我々の客室があるオーシャンタワーへ。(歩いたら15分くらいはかかりそう)
部屋はオーシャンタワーの3階、ラナイからは遠くに海も見える、所謂パーシャルオーシャンビューだった。

本日から2泊、ここでリゾートライフを過ごす。




ハワイ旅行記 04 2017・ハワイ島観光


ハワイ旅行二日目。昨晩は早めに寝て私も娘も体調万全。
本日申し込んでいるハワイ島一周観光ツアーは10時半のピックアップなので、その前に朝食へ。
宿泊しているコナシーサイドホテルの敷地内にあるスプラッシャーズグリルへ。
満席だったが、名前を告げて待つこと約10分ほどで席へ案内してもらえた。窓際のテーブルだったが、海側では無いのであまり景色はよくない。
味とサービスはまずまず。そしてやはり観光地価格で朝食としては割高。

朝食を済ませホテルのロビーで待っているとほぼ時間通りにツアーの車が迎えに来た。
車は4列シートのメルセデス・ベンツ。
ガイド兼ドライバーは現地在住の日本人女性。
今日のツアーは満席ということで、我が家を含めて4家族での催行。
ツアーの名称は「マウナケア山麓 世界遺産キラウエア&星空観測 溶岩専門ガイドが徹底案内デラックスツアー」で、ビッグ・アイランド・クレストという現地の旅行会社によるもの。約600キロの行程を約12時間ほどかけて観光する。

カイルアコナの街を後にしてワイコロア(翌日から宿泊する)を通り、ホノカアの街並みを遠くに観て、TEXドライブインへ。
TEXドライブインはマラサダで有名な店なので、マラサダを買って食べてみた。オアフ島のレナーズとかも有名だが、作りたての味はどちらも美味しく甲乙つけがたい。(作りたてはどこの店でも美味いんじゃなかろうか?)

TEXドライブイン

店内と外に食べられるテーブルが十分に用意されている。様々なツアーの立ち寄りポイントになっているので、混んでいるとマラサダを買うのに時間がかかることもあるらしい。

次いでアカカの滝を見学。
高低差が130mという滝を観た後はビッグアイランドキャンディーへ。ハワイ島を巡るツアーでここに立ち寄らないものはないというくらい定番の場所。ツアー会社と提携しているのだと思うが、トイレも綺麗なので休憩がてら立ち寄るのには最適な場所なのだと思う。
ビッグアイランドキャンディーはショートブレッド(クッキー)で有名な店で、ホノルルのアラモアナ・ショッピングセンターにも出店しているし、ワイキキのTギャラリアでも定番の商品は売っているが、ここハワイ島の本店にでしか取り扱いの無い商品もある。
味はホノルル クッキー カンパニーと大差無い気もするが、ハワイ島に来たらビッグアイランドキャンディーというくらい有名ではあるので、多少のお土産を購入。

ヒロの街を車窓から見つつ、キラウエア火山国立公園へ。
溶岩洞窟等を観光し、溶岩台地で幕の内弁当での夕食。
日本で言えば群馬の鬼押し出し園でお弁当を食べてるような感じ。絶景ではあるのだが、風が強すぎて、落ち着いて食べられるような雰囲気では無かった…。それと弁当はご飯の量はたっぷりだが、オカズが微妙であまり美味しいとは言えず。
強風はたまたまだったのかもしれないが、景色が楽しめずとも、もう少し落ち着いて食べられる場所を選定してくれた方が良かったと思う。

溶岩台地

こんな所でお弁当。遠くに海も見えて景色は良いのだが、食事に適しているとは言えないと思う。

食事の後はメインイベントである、キラウエア火山内のハレマウマウ火口へ。
火口を綺麗に見るには夕刻から日没にかけてここに来るのがいいようだが、時間はまさにその頃。
溶岩の状況は日々違うとのことだが、この日はベストな状況だったようで、赤く吹き出す溶岩をたっぷり見ることが出来た。
ガイドさんが双眼鏡も用意してくれるので、それを使って見ると、火山のドキュメンタリー番組で見たような迫力の溶岩噴出が間近に見えて大満足。
双眼鏡が無くても十分に見えるので、実際に溶岩がグツグツと噴出している火口に、これだけ近づける観光地はなかなか無いと思う。(キラウエア火山は日本の火山とはタイプが違うので、危険無く近づけるということらしい)
ここには資料館とスーベニアショップもあるので、記念のお土産(マグネットやポストカード)も幾つか購入。

キラウエア火山

コンパクトデジカメのズームで撮った火口の写真。赤々と煮えたぎる溶岩が本当に間近に見える。

ハレマウマウ火口を堪能し、いよいよ最後のお楽しみ、マウナケア山麓での星空観測へ。
星空観光は以前、マウイ島でハレアカラでのものに参加したのだが、その時は空に明るい月が煌煌と輝いていて、期待していたほど星が見えなかった。
今回は事前に星空観測の時間帯には空に月が無いことを確認していたので、期待大。
あとは天気が心配だったが、運良く晴天。
ということで、観測ポイントに着いて車外に出ると、まさにプラネタリウムの様な満天の星空。
溶岩の噴出する火口も凄かったが、星空にも感動。
都会育ちなので、ここまでの降るような星空は生まれて初めて見たかもしれない。
娘も同様で、月がなく、下界に明かりもなく、天気が良ければこれだけの星が肉眼で見えるのだという事に感激した様子。
天体望遠鏡も用意してくれて、いくつかの惑星や星雲等を望遠鏡で見たりもしたが、やはり普通に肉眼で見上げる満天の星が一番だった。

全ての観光を終え、ホテルに到着したのは22時半頃なので、出発からちょうど12時間くらいの観光だった。
大きなハワイ島を一日で見て回るというのはちょっと無理な話で、急ぎ足で見て回ったという感じは否めないが、時間をあまりとれない旅行者にとってはまずまず満足出来る内容だったと思う。
この手のハワイ島一日ツアーではビッグアイランドキャンディーとキラウエア火山以外のルートは細かく違っているので、好みで選べるのもいいと思う。(例えばヒロの街を下車して観光できるものや、アカカの滝ではなくレインボー・フォールズに行くもの等)
あと、星空観光も付くツアーで、日程が多少自由になるのであれば、観測予定の時間帯に月の無い日を選ぶことをお薦めする。(天気は運次第だが、月の状態は事前に確実に分かる事なので)

翌日は二泊したコナシーサイドホテルをチェックアウトし、ヒルトン・ワイコロア・ビレッジに移動する。




ハワイ旅行記 03 2017・コナ観光


カイルア・コナの街は海沿いにの道(アリイ・ドライブ)に観光スポットが並んでいて、コンパクト。
高い建物が無いので、ワイキキ辺りとは全く風情が違う。いかにも南の島のリゾート地といった感じ。(田舎な感じとも言える)

コナにはケアウホウ・リゾート・ホヌ・エキスプレス(乗車賃は一人2ドル)という観光客向けのシャトルバスもあるが、一日8便(約2時間間隔)という運行なので、ワイキキトロリーのピンクラインの様な利便性はない。まあ、観光客でごった返すワイキキとは違って、頻繁に運行する必要があるほどの利用者数は無いと思うので仕方が無い。
なので、徒歩で無理なく歩ける範囲で散策することに。

まずはモクアイカウア教会(Mokuaikaua Church)へ。ハワイで初めての教会で、中は自由に見学出来る。(日曜には礼拝が行われている)その向かいにはハワイ王朝時代の宮殿であるフリヘエ宮殿(Hulihe’e Palace)があるが、当日はイベントの為に一般には開放されていなかった…。
そこからコナ ファーマーズ マーケット(Kona Farmers Market)へ立ち寄ったが、観光客向けの民芸品がほとんどで、ファーマーズ マーケットらしさはあまり無いし、かなり小規模。
訪れたのは午後だったので、午前中に行けばもしかしたら違ったのかもしれない。
ただ、私達が行った時間帯でもフルーツはそれなりにあったので、自分達でカットして食べられるのであればお得に買えるのだと思う。

そこからアリイ・ドライブを脇道(ファラライロード)に行き、ポキボウル(マグロの漬け丼)で有名なウメケ(Umeke’s)へ。
ウメケは小規模な店で、屋外にテーブルも用意されているが、基本的にテークアウトの店といった感じ。様々な味付けのポケ(まぐろ)にご飯は白米か玄米を選べる。
私達はまだあまりお腹が空いていなかったので、ケイキ(キッズ)サイズのポキボウルをシェアして、屋外のテーブルでいただいた。それでも日本の感覚で言えば牛丼普通盛りくらいの量はある。
味はまずまず期待通り。娘は初めてのポキボウルが気に入って、この後あちこちで食べることに。

アリイ・ドライブに戻ってコナ イン ショッピング ビレッジ(Kona Inn Shopping Village)へ。
コナ イン ショッピング ビレッジは海沿いに土産店やレストランが並ぶ、2階建てのちょっとしたショッピングセンター。
基本オープンエアなので、リゾート地のショッピングスポットといった雰囲気はとても良い。けれど、それほど欲しいものがありそうではなかったので、冷やかしただけで終了。

アリイ・ドライブ

アリイ・ドライブでは大きなバニヤンツリーが居たる所に。高層ビルなどがないのでとても長閑な感じ。

コートヤード・キング・カメハメハ・コナ・ビーチ・ホテルに行き、ホテルのロビーで見学がてら休憩。ロビーを通ってプールに出て、ビーチ(ラグーン?)まで行くとカマカホヌ(Kamakahonu National Historic Landmark)がある。ここはカメハメハ大王の引退後の住居跡で、アフエナ・ヘイアウ(Ahuena Heiau)という聖地もあり、米国国立史跡となっている。
ちなみにこの近辺で遊べる砂浜のあるビーチはこの一角のみ。(基本的にコナでは泳いだりは出来るビーチはほとんど無い)

以上の散策コースで、歩いている距離だけで言えば往復で約30分ほどなので2キロくらいかと思う。なので、お店を覗いたり、ちょこっと食べたり、写真を撮ったりといった時間を合わせても90分くらいあれば十分に散策が出来るコース。

一旦コナ・シーサイド・ホテルの部屋に戻って休憩後、スーパーへ買い出しへ。
ホテルからパラニ・ロード(Palani Rd)という道を7分前後歩いた場所にKTA スーパー・ストアーズというスーパーがある。500メートルくらいの距離なのだが、行きは上り坂でちょっとキツい。その代わり帰りはずっと下りで楽ちん。
KTA スーパー・ストアーズはハワイ島のみで展開しているスーパーで、生鮮品から飲料、お酒、スナック、日用品と何でも置いている。お総菜のコーナーもあるのでホテルの部屋で食事をするという観光客にも便利。
KTA はハワイ島のみで他には無いので、ここのエコバックとかは記念になるかもしれない。(私は買った…というか、レジ袋で持ち帰るのは大変だったので)
スナック類と2泊分くらいの飲料、お酒を購入してホテルへ戻った。

KTAスーパー

ハワイと言えばKTAスーパーらしい。雰囲気は庶民的で、オアフ島等にあるセーフウェイの様な洗練されたオシャレ感みたいのは皆無。

夕食はホテルから5分とかからない距離にあったアリイ・ドライブ沿い(つまり海沿い)のフィッシュホッパー(Fish Hopper)というレストランへ。
いかにも観光客向けのレストランといった感じだが、この一帯のレストランはどこもそう。
海側の席が素敵な感じだが、私達は店内中程の席。とは言っても開放的な作りなので海はどの席からでも見ることが出来る。
メニューはとても豊富で一般的なアメリカンからハワイらしい料理まで何でも揃っている。
場所柄ディナータイムは混雑しそうだったが、私達は18時前には行ったのでスムーズに席に着けた。もう少し遅めの時間だと満席ということも多いらしいので、もし利用することを決めているなら予約した方がいいかもしれない。(オープンテーブルで予約が出来る)
ディナーではコースもあるが、私達はアラカルトで食事。
お値段は観光地価格。味はグッド。(少なくとも私達が頼んだ料理は)

フィッシュホッパー

窓際にガラス等は無いので、中程の席でも開放感はある。(このへんのレストランはこういうスタイルが多い)

フィッシュホッパーのサラダ

マウイオニオンのサラダ。ドレッシングは黒酢っぽい。

フィッシュホッパーの料理

二人とも魚料理をオーダー。味は良し。盛り付けも綺麗で、観光地価格は仕方無しか。

これでコナの観光は終了。成田を夜出て、もう一度朝から一日をやり直したのでかなりクタクタ。
早めに就寝する。
翌日は現地ツアーでハワイ島を巡る。