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アメリカのディズニーパークの年齢制限


アメリカのカリフォルニア・ディズニー・リゾートとオーランドのウォルト・ディズニー・ワールドで導入されたパーク入場の年齢制限。
14歳未満は14歳以上の同伴者無しではパークに入場出来ないというルールだが、今のところ日本の東京ディズニー・リゾートでは導入予定は無いとのこと。
しかし米国ディズニーでは海外のパークもいずれこの方針に沿ってもらうという趣旨のことをコメントしているので、将来的にどうなるかは不明。

アメリカでは14歳未満と思われるゲストが入園しようとした際には、年齢や14歳以上の同伴者の有無を確認し、もし14歳未満単独であったり、14歳以上の同伴者がいない場合には保護者に連絡して、共に入園するか連れて帰ってもらうかしてもらうとのこと。

なので、アメリカのディズニーパークに遊びに行った際に、子供だけをパークに遊びに行かせるといったことは出来ないので注意。
まあ、海外に行って、小学生以下の子供を独りで、もしくは子供達だけで行動させたりはしないだろうが、13歳(中学生)くらいになれば日本人の感覚では微妙なところだろう。(実際TDRでは中学生だけのグループはざらにいるし)

ではパーク入場後はどうなのかを考えてみた。
子供が乗りたがっても保護者が乗りたくない、もしくはその逆のアトラクションなんかもあるだろうし、パーク内でちょっと別行動といったことが出来るのかどうかだ。
まず前提として小さな子供からは目を離すべきでは無い。これはいくらディズニーのパーク内と言えどもだ。誘拐などという事態にならくても、目を離している隙に怪我をしたりなんてことがあったら、保護者の責任は免れない。

ディズニーのアトラクション利用ルールには身長制限の他に「7歳以下の子供には14歳以上の同伴者が必要」と書いてある。
つまり7歳までは保護者の同伴が必要だが、それ以上の年齢であれば独りでアトラクション利用が出来るということだ。
これをそのまま受け取れば、14歳未満はパークの入場に14歳以上の同伴者が必要だが、パーク内でのアトラクション利用は8歳以上で、アトラクション毎の身長制限をクリアしていれば、14歳未満でも同伴者不要ということになる。

つまり一旦パークに入場してしまえば、8歳以上の子供は単独行動も出来るということだ。
しかし言葉の不自由もある海外、小学生くらいの子供と完全に別行動というのはお薦めできない。(普通そんなことをする人はいないとは思うが)
アトラクション乗車時だけの別行動にして、必ずアトラクション出口で待ち合わせがいいと思う。それもすぐにアトラクション乗車が出来るファストパス利用時(もしくはシングルライダー利用可)のみにした方がいい。スタンバイも含めて長時間になる場合の別行動はお薦めできない。
アトラクションによっては出口が二手に分かれていたりする場合もあるので、確実に待ち合わせするポイントを決めておいた方が安全だ。漠然と出口で等とせずに、必ずここでという場所を確認しておこう。

アトラクションの身長制限

身長制限も忘れずに確認しておこう

更に少しでも別に行動する時間がある場合には、万が一に備えての連絡手段もあれば安心だ。
海外でも日本と同様に使える携帯をお互いに所持するか、WDW内であればWi-Fiが使えるので、高額なローミング通話を使わずに、LINEやスカイプ等で連絡を取り合うことも可能だ。

ルールはもちろん遵守するとして、自分達なりの子供の安全対策は考えておいた方がいい。
一番いいのは、ルール云々以前に、子供からは一切目を離さずに、一緒に行動するということなのは言うまでもない。

オーランド旅行記 目次


ハーバーブルバード沿いのホテル (アナハイム)


カリフォルニア・ディズニー・リゾートに行くなら、もちろんディズニー直営ホテルへの宿泊は便利だし、いずれのホテルにもキャラブレ等があるのでお薦めだ。
しかしとても高い。東京ディズニーリゾートの直営ホテル並の料金だ。
高いと感じる最大の要因は、アクセスの面では直営と見劣りしない低料金のホテルが周辺に多い事も原因の一つ。

オーランドではWDW敷地内にある直営リゾートと、その他のホテルでは利便性に圧倒的な違いがあるので、WDWで遊ぶなら迷い無く直営をお薦めするし、東京ディズニー・リゾートも直営とオフィシャル以外は利便性で大きな差がある。
しかしアナハイムに限ってはもっとも大事な距離という面では大差が無いか、場所によっては直営よりも近いホテルが存在する。

低料金のホテルが多く建っているのがハーバーブルバード(Harbor Blvd)という通り。
この通りに面して観光客向けの飲食店やホテルが建ち並んでいる。
ディズニー・リゾートの入り口もこの通りに面しているので、ディズニーの入り口付近のホテルを選べば、直営のディズニーランド・ホテルやパラダイス・ピアホテルよりもパークに近かったりする。直営の中ではグランド・カリフォルニアンが唯一、アクセス面で一番優れているので、グランド・カリフォルニアンに泊まれる予算があるなら、直営のサービスにアクセスの利便性もダントツなので、他のホテルを検討する必要は無い。

パークビューイン

私達が宿泊したのはパークビューイン。クリスマスシーズンでも朝食付きで1泊110ドルほどだった。(さすがにクリスマス前日からは50ドルほどプラス)

さて、ハーバーブルバードに立ち並ぶ数多いホテルの中でどこがお薦めなのか。
私達はディズニー入り口の真正面に位置するパークビューインを選んだが、この位置にはベストウェスタン パーク プレイス イン & ミニ スイーツというホテルもある。
ディズニー・リゾートと空港を結ぶディズニーランド・リゾート・エクスプレスというバスのバス停がベストウェスタン パーク プレイス イン & ミニ スイーツの真正面なのでとても便利だと思う。(パークビューインまでも十数メートルだが)
パークまでの距離という意味ではこの二件だが、さほど遠くない距離にもたくさんのホテルがある。平均的な宿泊料金と共に列記すると、以下の通り。

  • パークビューイン(99 USD – 179 USD)
  • ベストウェスタン パーク プレイス イン & ミニ スイーツ(148 USD – 208 USD)
  • ベスト ウエスタン アナハイム イン(153 USD – 191 USD)
  • アナハイム デザート イン & スイーツ(120 USD – 320 USD)
  • トロピカーナ イン アンド スイーツ(134 USD – 207 USD)
  • アナハイム キャメロット イン & スイーツ(137 USD – 266 USD)
  • カルーセル イン & スイーツ(148 USD – 265 USD)
  • ラマダ メインゲート – アット ザ パーク(127 USD – 249 USD)
  • キャッスル イン アンド スイーツ(122 USD – 279 USD)

以上のホテルはどこを選んでもディズニーまでとても近いと感じる位置にある。
いずれもエコノミーなホテルなので高級ホテルの様なサービスは期待できないが、朝食付きであったり、かなり広い部屋を提供していたりと、独自のアピールポイントをそれぞれ持っている。

パークビューインの朝食

朝食サービスは多くのホテルで行っている。メニューはそれほどではないが、朝はとりあえずで十分という人なら食費も節約出来る。

パークまでのアクセスという意味では上記のホテルに劣るが、キャンディ ケーン イン ホテル(85 USD – 179 USD)というホテルも人気が高い。ハーバーブルバード沿いではあるが、ディズニーの入り口まで徒歩15分ほどかかる。無料のシャトルバスも出しているので、この距離さえ気にならなければ、界隈の同クラスホテルの中では最も評判の良いホテルだ。
至近にセブンイレブンがあるので、買い物には便利。

ホテル価格は時期によって大きく変わるので一概には言えないが、ほとんどの時期でディズニー直営ホテルの半額、もしくはそれ以下で泊まれるホテルが、至近距離にこれだけ多く存在するのはアナハイムのディズニーだけだ。
旅費を安く抑えたいという場合には、ハーバーブルバード沿いのホテルを検討するのがいいと思う。


USディズニーの必要旅行日数


アナハイムにあるカリフォルニア・ディズニー・リゾートとフロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド。
この2つのディズニー・パークに遊びに行くならどれくらいの旅行日数が必要なのか。

まずアナハイムのカリフォルニア・ディズニー・リゾート。
パークはディズニーランドとディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーの2つなので、一日ずつ遊びに行くとして2日間。
ロサンゼルス空港に日本から到着する飛行機は、午前中、早めに着く便も多いので、体力に自信があるなら到着日に片方のパークで遊んでしまうということも可能だ。
とするとディズニーだけを目的に行くなら、最低旅行日数は2泊4日(アメリカは日付変更線の向こうなので帰りは必ず機内泊となる)でもOKということだ。
現実的には1日目は疲れているだろうし、移動と買い物にあてるつもりで3泊4日だろうか。
アナハイムから近くはないが、ロサンゼルスにはユニバーサルスタジオ・ハリウッドがある。ここが本来の映画スタジオを公開、テーマパークにしたものなので本当の意味での、というか、まさに元祖ユニバーサル・スタジオだ。
ディズニー目的の人ならテーマパークが好きな旅行者だと思うので、せっかくここまで来たのならユニバーサルスタジオにも行くべきだと思う。すると一日追加で4泊6日。
移動日、ディズニーに2日、ユニバーサルに1日。
これでテーマパークは十分に楽しめると思う。更に日数をかけるならアナハイムから近いナッツベリー・ファームに行ったり、ロサンゼルス観光をしたりも出来る。

カリフォルニア・ディズニーリゾート

全体の規模は東京ディズニーリゾートよりもコンパクトなカリフォルニア・ディズニーリゾート

オーランドのウォルト・ディズニー・ワールドは本当に遊び尽くそうと思えば10泊しても足りないと感じる人が多いと思う。
せっかく15時間以上もかけてフロリダ半島まで出掛けるのだから、出来るだけ長い滞在をするのが理想だが、そうも言ってられない人が大半だと思うので、最低どれくらいで行けるのかを考えてみた。
まずオーランドはアメリカ国内で乗り継いで計15時間以上の道のりだ。午後早めに到着する便も存在するが、夜到着という便が大半。なので、移動だけで1日を使ってしまう。
それにウォルト・ディズニー・ワールドの4大テーマパーク(マジックキングダム、エプコット、ハリウッド・スタジオ、アニマル・キングダム)に一日ずつかかるとして最低5泊7日だ。
時間の無い人は東京ディズニーランドと似た部分の多いマジックキングダムを外すとか、1日に2パーク廻るスケジュールを立てるとかで旅行期間を圧縮する人もいるが、せっかく遠いフロリダまで行くのにそこまで忙しいスケジュールはお薦めできない。
時間が無いならカリフォルニア・ディズニーリゾートに行った方が余裕を持って遊べるし、満足度は高いと思う。

4大テーマパーク以外にも2つのウォーターパークやダウンタウン・ディズニー(間もなくディズニー・スプリングスという名称になる)等、時間をかけて遊びたい場所が多い。
冬場ならウォーターパークは外せるだろうが、夏場に行くならタイフーン・ラグーンかブリザード・ビーチのいずれかには行きたい。
冬場でもダウンタウン・ディズニーや周辺での買い物等に当てられる日があればぐっと余裕が出来る。
なのでディズニーワールドを楽しむ為のお薦め最低旅行日数は季節に関わらず6泊8日。

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しかし悩ましいことにオーランドには他にも魅力的なテーマパークや観光施設が多い。
有名どころではまずユニバーサルスタジオ・フロリダ。しかもユニバーサルスタジオにアイランズ・オブ・アドベンチャーと、パークが2つある。
それぞれにハリーポッターエリアがあり、アイランズ・オブ・アドベンチャーにはUSJと同様のホグズミード村とフォービドゥン・ジャーニーがあり、ユニバーサルスタジオにはここにしか無いダイアゴン横町とエスケープ・フロム・グリンゴッツというライドがある。
この2つは実際に動くホグワーツ特急で移動出来、それ自体もアトラクションライドになっている。

ダイアゴン横町

現在オーランドにしかないダイアゴン横町。

そしてシーワールドもショーとライドが充実していてオーランドの人気テーマパークだ。
更にケネディ・スペース・センターがある。もしロケットや宇宙開発に少しでも興味がある人なら、せっかくここまで来たなら是非行きたい場所だろう。
宇宙にあまり興味がない人が行っても、感動した、行って良かったという評価の高い観光施設だ。

この中から一つだけ選ぶとしたらテーマパークとしての面白さと規模でユニバーサルスタジオになる。
費用はかかるがエクスプレス・パスを使えば、一日で2つのパークの主なアトラクションを楽しむことは可能(閑散期ならエクスプレス・パスを買わなくても)。
なのでWDWの6泊にもう1泊足して7泊9日あればいい。

WDWもオーランド自体も何日かけても遊びきれないほど面白い場所だ。(テーマパーク等が好きな人にとってだが)
出来る事なら10日間以上は滞在出来るスケジュールで訪れた方がいいと思うが、とりあえず、私の個人的な考えではあるが、最低必要旅行日数は7泊9日(WDWだけでいいなら6泊8日)だ。

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