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オーランド旅行記3・ケネディスペースセンター


ケネディスペースセンターには日本語現地ツアーを使う。
広いケネディスペースセンターを見て回るに当たり、日本語の解説無しでは何が何やらということになる可能性があるので。

行きのピックアップはハイアットの車寄せ。空港ロビーから出入りする事が多いホテルなので、ここに泊まっても一度も一階のエントランスを利用しないという人も多いと思うが、ちゃんと外に面した、車寄せのある正面玄関がある。
迎えの車はWDW方面から参加者を乗せてくるので、ハイアットでのピックアップは最後になる。
帰りは一番早く到着するのでケネディスペースセンターへのツアー利用には有難い位置だ。

迎えの車は約5分程遅れて到着。
私達はアップクロースと呼ばれる、通常ツアーよりも見学ポイントの多いツアーで申し込んでいる。通常コースよりも参加者は少ないと思われるが、やはり全部で3組ほどなのでミニバンの様な車での送迎だ。(20年以上前、通常のコースで利用した際には参加車も多く、大型バスだった)

ケネディスペースセンターに行くには一番リーズナブルで一般的なのはレンタカー。次いで料金面では英語での現地ツアーになるかと思う。日本語ツアーは同じ内容でも英語ツアーに比べるとかなり割高だ。そこは英語力の乏しさをお金で補うということなので仕方が無い。
タクシーではかなりの高額な料金となるのでお薦め出来ない。WDW等からケネディスペースセンターまでは片道1時間はかかる距離になる。(4、5人で割り勘で行くならタクシーもアリかも…)

結果的にやはり日本語ガイドは有難かった。
見所を押さえて効率的に廻ってくれるし、説明もとても分かりやすくしてくれた。(写真も撮ってくれるし)
ガイドの質にもよりけりだろうが、ケネディスペースセンターの日本語ツアーのガイドさんは総じて評判がいいようだ。
到着時、時計は丁度9時を指す頃で、国旗の掲揚に合わせて国歌が流れるので、その時は必ず国歌終了まで立ち止まって動かないようにと言われる。
なるほど周囲のアメリカ人観光客は国歌と同時にその場で静止して演奏の終了を待っている。こういうアドバイスを貰えるのもガイド付きツアーのいいところだ。

ケネディスペースセンターには20年以上前、初めてオーランドを訪れた時にも行ったのだが、その時よりも展示も見所も増えてはいるものの、感動は初回の時の方が大きかった。
当時はスパースシャトル計画の真っ只中という背景もあったかもしれない。
現在も興味深い惑星探査計画を進めているNASAではあるが、アポロ計画やスペースシャトル等の過去の栄光を見て回るという感じは否めない。

評判のスペースシャトル、ディスカバリーの展示だが、演出が凄いという前評判に期待しすぎたせいかイマイチだった。これは事前情報のせいでサプライズ演出のオチが予測出来てしまったことが大きいと思う。
何も考えずに展示に向かった人なら「おお!!」と思うだろう。
もちろん本物のディスカバリーをあれだけ間近で観られる展示そのものが素晴らしい。

スペースシャトル・ディスカバリー

ディスカバリーには短い紹介映画の後にご対面。映画の最後のサプライズは…予想通りだった。

ということで、ケネディスペースセンターは一度訪れれば十分な場所というのが個人的な感想。余程宇宙開発に興味ある人なら行く度の発見や感動もあるだろうが、私レベルでは大きなプロジェクトの展示にしか興味を引かれないので、何度も行く意味は無い。
ただ、一度は行く事をお薦めする場所ではある。

月の石

アポロ関連の展示では本物の月の石に触り放題。

アトランティスの展示見学、アップクロースコースでのバスツアー、そして自由時間にはランチと買い物、スペースシャトル発射体験アトラクション(スターツアーズ系のシュミレーション)まで十分楽しめた。(I-MAX鑑賞は時間的に余裕無し)
ケネディスペースセンター唯一のライドアトラクションであるスペースシャトル発射体験アトラクションだが、一度に乗れる人数が多いので待ち時間はさほどでもない。(もちろん混むときもあるだろうが)乗る際には専用のロッカーに荷物を仕舞う必要がある。
しかしアトラクションそのものはあまり激しい物ではなかったので、ロッカー利用を必須とするほどでも無いと感じた。

チャレンジャー号の破片

一瞬で7人の命が失われたチャレンジャー事故。回収された破片の展示は印象深い物だった。

ホテルには17時頃には帰着。
ガイドさんがWDW界隈までなら何処でも好きな場所に送ってくれるというので、空港とWDWの中間地点にあるフロリダモールに行ってもらうことも考えたが、明日からのクルーズに備えて大人しくしておくことにした。
昨日は夜遅い到着だったために見られなかった空港内のショップを見て回り、フードコートのピザで夕食。

いよいよ翌日はディズニークルーズ。

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オーランド旅行記2・オーランド到着


長ーいフライトを経てやっとオーランド国際空港に到着。時間は夜の10時過ぎ。
この時間になると空港内のショップやレストランの大半が閉まってしまっているので静かな感じ。
ANAの機内食とシカゴで買ったギャレットポップコーンでお腹が空いてはいないので、今晩は風呂に入って寝るだけ。

到着したエアーサイドから無人運転のトラムに乗ってメインターミナルへ。

オーランドのトラム

近未来的な感じのトラムのホーム

バゲージクレームでスーツケースを受け取り、今晩から2泊するハイアット・リージェンシー・オーランドエアポートにチェックイン。

ハイアットのチェックインロビーは4階にある。
空港に着いたら即ホテルというのはかなり楽だった。夜遅めの到着ではその日は何も出来ないだろうから、これはとてもお薦めだ。
ただ、翌日からWDWという旅程なら、起きたらすぐにパークに出掛けられるのでWDWのホテルに移動してから寝るというのもアリだとは思う。

オーランド空港のハイアット

ハイアットのエレベーターは客室階に向かう際にはルームキーが必要。客室階から使う際にはルームキーは要らない。

チェックインの際に明後日にディズニークルーズに行くことを告げると、スーツケースを部屋からクルーズまで運んでくれるサービスについての紙を貰えるので、これを受け取り、部屋で使える無料WI-FIのパスワードも聞いておく。ハイアットのWI-FIパスワードは部屋番号とラストネーム(名字)の組み合わせなので、特にメモ等をもらわなくても大丈夫。
このWI-FI、スマホでもPCでも快適なスピードだった。(YouTube動画も途切れずに観られるくらいには)

ハイアットはオーランド到着時に2泊、帰りに1泊するので、予約時に最初の2泊はアウトサイド(滑走路側)、帰りはインサイド(空港ロビー側)の部屋をリクエストしておいた。
結果は希望通りに部屋が割り当てられたが、エレベーターからはちょっと遠かった…。

ハイアットの部屋は広めで快適。(アメリカのホテルは日本に比べて総じて広いことが多いけど)
シャワーはアメリカでは標準的だが日本人には使いにくい固定式。
製氷機は各階にあった。
防音はしっかりされていて滑走路側でも飛行機の音はほとんど聞こえない。(空港ホテルとしては当たり前のことだろうが)

2泊したらクルーズなので豪快に荷ほどきはせず、洗面用具等、最低限必要な物だけを取り出して、あとはスーツケースからの出し入れで過ごすようにする。

翌日はケネディスペースセンター観光。

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オーランド旅行記1・まずはシカゴへ


オーランド旅行から帰国しましたので忘れないうちに旅行記本編を。
約3週間の旅行中にいくつかコメントをいただいていた中に、質問のコメントもあったのにお返事出来ずにすみませんでした。

さて、いつもは車で成田空港に向かうのですが、今回は電車(成田エクスプレス)で向かいました。
昔と違って普通車も2席配列(つまり新幹線の様な)になっていた成田エクスプレスは快適でした。
重いスーツケースは空港宅配にて送ってあったので、交通費を考えなければ車よりも快適。

成田に到着したら出発ロビーの宅配カウンターでスーツケースを受け取り、ANAのカウンターで預ければ出発準備は完了。
自動チェックインで既にチェックイン手続きは完了しているので、バゲージタグ(荷物の預かり票)を受け取るだけです。ボーディングパス(搭乗券)は自宅でプリントアウト済み。
オーランドまでのボーディングパスがプリント出来ています。

成田空港でも機械による自動入出国が開始されていますが、登録が面倒だったのと、混んでるわけでもなかったので、普通に出国手続きをしました。

ANAはほぼ定刻に成田を離陸、乗り継ぎ地であるシカゴに向かいます。
前回までは子供にはチャイルドミールをリクエストしていましたが、今回からは普通の機内食に。
チャイルドミールはまさにお子様ランチといった趣きなので、10歳くらいになれば大人と同じでいいと思います。エコノミーでも2種類程度から好みの物を選択出来ますし。
チャイルドミールのいい所は食事の時間に真っ先に配って貰えるところでしょうか。

乗り継ぎ時間は3時間30分あるので余裕です。ANAはほぼ定刻にシカゴに到着。
往路の飛行機は入国審査場のあるターミナル5に到着。(復路はターミナル1からの出発になる)

さて、自動化(機械化)されている入国審査を初めて経験。
結果はとても快適で無問題でした。機械(APC)は大量に設置されていて、待ち時間もほとんど無し。
(タイミングによるのかもしれません)
最初に言語で日本語を選択してしまえば特に迷うこともありません。
ただ、このAPCが並ぶエリアへの誘導の際、詳しい案内があるわけでなく、そのエリアを素通りして審査官による通常のラインに向かう日本人旅行者が多くいました。
入国審査場に入ると、アメリカ在住者とESTAによる旅行者はAPCを使えるという看板がありますが、当然英語で書かれているのでそれを見なければ分からないかもしれません。
又、その自動入国のエリアに行こうとすると係員が「ESTAか?」と聞いてきます。当然「イエス」と言ってエリアに入りましたが、ここで更に注意が必要です。
当ブログのコメントに多くの方がこのAPCでの審査にパスできていない様子だったという報告をいただいていますが、2008年以降にESTAでの米国入国をしたことがあることが使用出来る条件になっています。
看板も係員の誘導もESTAでの旅行者なら全員使えると思われるかの様な案内なので、この辺で引っかかるものと思われます。
APCでの審査が上手くいかないと排出されるレシートに×が付き、係員の所に再度行かねばなりません。
事前情報では顔写真撮影のカメラは自動で顔の高さに合わせてくれるとありましたが、私達の使用したAPCは手動でした。(自動調整してくれるAPCがあるのかもしれませんが不明でした)

APC

かなりの台数が並んでいます

私達は無事に×印無しのレシートを難なく受け取りましたが、出口で追加の質問は受けました。
何処へ行くのかと何日滞在かという質問でした。

過去に何十回とアメリカの入国審査を経験していますが、最短で入国審査を終えられたことは事実です。多分10分程度しかかかっていないと思います。

入国審査後はバゲージクレームで荷物を受け取り、税関を通過、税関を抜けてすぐに乗り継ぐユナイテッドの再預けカウンターがあるのでそこでスーツケースを渡します。
乗り継ぎと出口への通路が隣合わせなので、間違って出口方向に進んでしまわないように注意が必要です。間違えると再預け出来る場所をスルーしてしまいます。
税関を抜けたら進路のサインに注意しましょう。

再預けを行ったらエスカレーターでターミナル移動のシャトル乗り場に上がります。
無人シャトルでユナイテッドの出発するターミナル1へ。
ターミナル1に着いたらセキュリティチェックです。All gates enterと書かれた場所から入り、列に並びます。アメリカの場合は全員靴を脱ぐ必要もあり、成田出発時よりも手間取ります。
入国審査は楽々でしたが、セキュリティチェックだけは相変わらず時間がかかります。

何とかセキュリティを抜けたら、搭乗便のゲートを確認。
ユナイテッドのゲートは搭乗券には書かれていないので、便名をフライト案内板で探します。(もし搭乗券にゲートが書かれていても頻繁に変更されるので確認は必須です)
コードシェアで米国の国内線もANAの便名(NH)になっている場合は、事前にUAの便名も調べておくとスムーズです。(コードシェア便は便名が交互に表示されますが、非表示の時間が生じるのでANAの便名しか知らないと見つけにくくなります)表示されている便数が多いので、便名を探すよりも、まずは行き先か出発時間で見つけ、次いで便名を見るという方法で探すと見つけやすいです。

ターミナル1はゲートによってコンコースBとCに別れています。
シャトルはコンコースBに着きますので、利用ゲートがCの場合には地下連絡通路を通ってCに向かいます。
私達はコンコースCでしたが、Cに向かう前にコンコースBにあるギャレットポップコーンでポップコーンを購入。味は定番のギャレットミックス(チーズ味とキャラメル味のミックス)です。
ギャレットポップコーンはコンコース連絡通路の斜め向かいにあるので、どちらのコンコースを使う場合でも買いやすい場所にあります。(セキュリティを抜けてコンコースに出たらすぐです)

シカゴ乗り継ぎ

コンコースBとCの通路。移動にかかる時間は約5分程。

ギャレットポップコーン

かなり腹持ちのいいポップコーンです

余裕で出発ゲートに到着したのですが、搭乗開始時間になってもその前の便が横付けされたままです…。これはおかしいなと思っていると、突然ゲート変更のアナウンス。
待っていた人々が一斉に移動開始。
変更されたゲートに到着すると既に搭乗するユナイテッドがそこにいました。
そしてすぐに搭乗開始とのことで皆並んでいるのですが、グループ1〜5までのグループ毎のラインになっています。
このグループ番号は搭乗券に表示されているらしいのですが、私達の搭乗券にはありません。ので、ゲートのカウンターで聞くと、グループ3と教えてくれました。
座席位置でグループ分けしているので、座席番号を伝えれば教えてくれます。

ユナイテッドは約20分程の遅れでシカゴを離陸。いよいよオーランドです。

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