オーランド」カテゴリーアーカイブ

アメリカのテーマパークでの手荷物検査対策


アメリカのテーマパーク、とりわけアナハイムのディズニーリゾートとオーランドのウォルト・ディズニー・ワールドでの手荷物検査は特に厳重だ。
東京ディズニーリゾートでの手荷物検査は本当にこれで大丈夫かと思うくらいあっさりしたものだが、アメリカの場合はそれとは比べものにならない。

どれだけ厳しくチェックするかは検査員個々の裁量に任せられているようだが、基本的には荷物の全てを細かくチェックされると思っていい。
入っている物全てをチェックされるし、内ポケットや外側にポケットのあるバッグならその全てを空けて中身を確認される。
中に入っている物は全て確認されるので、多くの物がギュウギュウに入っていたりすれば検査終了後に詰め直すのが大変になる。
カメラなどもケースに入っていればケースから出して本当にカメラかどうかを確認される。
衣類等が入っていればそれも出してその衣類のポケットも確認される。
ちなみに飲食物に関してはアメリカの場合、問題なく持ち込める。(東京ディズニーリゾートでは水筒やペットボトル入りの飲料は制限されることはないが、食べ物は原則ダメだ)

WDWの手荷物検査

TDRの様にバッグを開いて覗かせるだけではなく、検査台の上で荷物の中身を出してチェックする。

問題はこの厳しいチェックのせいでパークに入園するのに時間を要することだ。
開園後しばらくしてからの入園ならさほど気にならないかもしれないが、開園時など入園の為の行列が出来ている状態だとかなり時間のロスになる。
荷物を全く持っていない所謂手ぶらの人には専用の入り口が用意されているので、あっと言う間に入園できてしまう手ぶらの人達が羨ましく思えるはずだ。(アメリカ人は手ぶらでパークに行く人がとても多い)

対策としてはとにかく荷物を少なくすることだ。
お薦めは一気に中身を確認して貰うことが出来るトートバックのようなもの。逆にお薦め出来ないのがポケット類の多いバッグだ。
トートバックの中にパーク内専用のバック(ショルダーや小型のリュック等)を入れておいて、検査を終えて入園したら、中身をパーク内用のバックに入れ替えて、トートバックも畳んでしまってしまうといい。
これで自分達の検査時間は短縮出来るが、検査の列を早く進ませることは出来ない。出来るだけ荷物の少なそうな人達の後ろに並ぶくらいしか対策は無いが、特に避けた方がいいのは幼児連れの人の後ろや、ベビーカー(ストローラー)で入園しようとしている人の後ろだ。
幼児連れの人は一般的に荷物が多いことが多いし、ベビーカーもそれに付いているポケット等を詳細にチェックされるので意外に時間がかかることが多い。

一番いいのは手ぶらで行くことだ。
入園に要する時間は全く違うのでこれに勝る方法は無い。それに、専用入園口からノーチェックでスムースに入れるのはちょっとしたVIP気分だ。
幼児連れの場合には難しいだろうが、大人のみの場合や、子供が小学生以上なら荷物ゼロに挑戦してみるのもいいと思う。
この時に大いに役立つのがポケットだ。カーゴパンツの様な大きめのポケットがいくつもついているものがいい。ショートパンツでもカーゴタイプのものがある。
小型のデジカメやスマホ類なら問題なく収納出来るし、ハンカチやティッシュ類、財布等も問題ないだろう。(財布の携帯にはウォレットチェーンの併用をお勧めする。WDWにはマジックバンドという強い味方があるので財布自体不要かもしれない)
夏のオーランドには必需品の雨具(ポンチョ等)も驚くほど小さく畳める物があるのでポケットに入ってしまうはずだ。同じく夏は必需品となる飲料もホルダーだけポケットに入れて持って行き、ペットボトルはパーク内で調達するという方法もある。
テーマパークに行くときの必需品と言えばパレード観賞用の敷物があるが、アメリカ人で敷物を使う人は滅多にいない。直に座るか、何か敷くとしてもお尻の部分だけにパークマップやハンカチの様なものを使っている。日本人はお花見感覚で敷物を広げて陣地の様にしてしまうが、そんなことをするアメリカ人はいないので、敷物を使う事がためらわれるはずだ。なので敷物は不要だ。

いずれにしろ手荷物検査で時間を無駄にしてしないよう、状況に合わせて対策しておいた方がいい。パークホップする場合にはパークに行く度に検査時間を取られるので、何の対策もしていないと、ロスする時間は馬鹿にならないはずだ。

オーランド旅行記 目次


オーランド旅行はどれくらい前に計画するべきか


今年のオーランド旅行にあたり、飛行機やホテルなどの予約を開始したのは旅行の約1年前だ。
今回はディズニー・クルーズ乗船からの計画だったので、クルーズの予約が開始された1年半前にクルーズを予約することから始めたためだ。
ディズニー・クルーズは予約が早ければ早いほど、ステートルームや夕食のスタート時間等、希望が通りやすいし、料金も安くなるのが一般的だ。

旅行期間が夏休み中ということもあり、クルーズを予約してしまったからにはそれに合わせた飛行機とホテルを確保しなければならないので、どれも予約開始直後の手配となった。

しかし、もしクルーズへの乗船予定が無く、WDWを中心としたオーランド旅行だけなら、早すぎる予約は必ずしもベターではないかもしれない。
というのも、お得なスペシャルオファー等は1年以上前という早い段階では発表されないことが多いからだ。
例えば食費を節約出来るフリー・ダイニングプランや、お得に直営リゾートに泊まれる、5泊以上で1泊(5泊目)無料といったものだ。

WDWスペシャルオファー

今年もかなりお得なスペシャルオファーがいくつか提示されている。

通常これらのスペシャル・オファーが後から発表になった場合、それより前(発表前)に予約した宿泊等には適用にならない。適用させる為には一旦予約をキャンセルし、再度予約を取り直すことが必要だ。

飛行機も予約が早いほどお得ということはなく、空席状況によって常に価格が変動しているので、予約時点よりも同じフライトが安くとれるようになっているということもある。
しかし逆に高くなってしまうこともあるし、空席が無くなってしまうこともあるので判断は難しい。予約が早ければ好みの座席を指定することが出来るのは確かだが、機材変更はよくあることなので、早めの予約で良い席を確保出来ても、絶対にその座席に座れるという保証はない。
更にフライト時間の変更等もあるので予約時はベストのフライトだと思っていても、結局あまり好ましくないフライトになってしまうということもあり得る。

以上のことを考えるとWDWを中心としたオーランド旅行は約半年前からの計画と予約がベストではないかと思う。
この半年前(180日前)というのは、WDW直営リゾート宿泊者がレストランの予約を開始できる頃だ。お盆の時期や年末年始といった特別な繁忙期が旅行期間でなければ、半年前であればフライトの予約もホテルの予約もまだ大丈夫な時期だろう。
そして半年前頃になればスペシャルオファーの発表もされてくる時期だ。
飛行機の場合は予約から数日以内に購入しなければならず、安いチケットであれば変更もキャンセルも不可となるが、ホテル等はまだまだキャンセルが可能なので、もし予約以降に旅行期間に適用になるスペシャル・オファーが出たら、予約を取り直すということも出来る。
なので、予約金以外の残金は支払期限のぎりぎりまで支払わずに様子を見ることが大切だ。(キャンセル可能期間であれば全額払っていても返金されるが)

半年前が予約を開始するベターな時期として、最低でも2ヶ月前(60日前)には予約を完了しておくべきだ。2ヶ月前ともなればスペシャル・オファーがあるなら全て出揃っているだろうし、WDW直営リゾートに泊まるなら、180日前のレストラン予約という特典が利用出来ないとしても、60日前からファストパス+の予約可能という特典まで使えないのは勿体ない。
飛行機の座席も時期によってはかなり危なくなってくる時期だ。

ということで、ディズニー・クルーズに乗船しない場合のオーランド旅行の予約は半年前がベター。どんなに遅くても2ヶ月前までには行っておくのが良いと思う。

以上は個人手配での話で、パッケージツアーで旅行するなら、ディズニーが提供するスペシャル・オファー等は考慮する必要がない。ただ、ツアーでもMy Disney Experienceの利用が可能なら、特典を利用する為にも180日前、遅くとも60日前までの予約が良いことは同じだ。

オーランド旅行記 目次


夏のオーランド、暑さを考慮した予定をたてよう


夏のオーランドはかなり暑い。連日午後に降る雨(スコール)対策と同時に暑さ対策も必要だ。
まず基本的な夏の必需品は以下の通り。

  • 帽子
  • サングラス
  • 日焼け止め
  • 飲料水

これに加えてミストファンや扇子があれば万全。
屋内のクーラーは冷蔵庫並に効いているので、苦手な人はカーディガン等、ちょっとした防寒も必要だ。

日本でも夏になれば熱中症被害が連日報道されるが、一番重要なのはやはり熱中症対策だ。
予防としては出来るだけ涼しい服装に帽子、そして何より水分補給だ。
喉が渇けば飲むのは当たり前だが、特に喉の渇きを感じないとしても水分は常に補給した方がいい。
アメリカでは水以外の甘くない飲料を入手するのが困難なので、パーク等に行く際は、常に水分補給出来る様、水筒やペットボトルは持参するべきだ。
ペットボトルの場合は凍らせておくことが出来ればベスト。水筒なら保冷出来るタイプの物に氷を入れておこう。
用意はしていっても途中で必ず足りなくなる。オーランドの水道水と相性が悪い人はミネラルウォーター等を購入するしかないが、大丈夫な人なら水はパーク内でも注ぎ足せる。
水に溶ける粉末茶等を持っていれば水道水でも気ならならないだろう。

ステンレスマグボトル

保冷出来るステンレスマグは便利。真夏でも朝から晩まで保冷してくれる。

ハンドタオル等を常に濡らしておいて、首に当てておくのも熱中症対策としてはかなり効果的だ。

パークで遊ぶ時間帯は出来るだけ午前中に設定しよう。暑さのピークは正午からなので、屋外アトラクション等はエキストラマジックアワー等も利用して出来るだけ午前中にスケジュールした方がいい。午前中はスコールの心配も少ないので屋外で遊ぶのにはベストな時間帯だ。
更にクーラーの効いている屋内アトラクションと交互にスケジュール出来れば万全だ。
お昼以降はいったんホテルに戻れるくらいの余裕のあるスケジュールであれば更にベストだが、暑さのピークとなる正午以降は出来るだけ屋内アトラクションを主にするか、スプラッシュマウンテンやカリリバーラピッド等、ずぶ濡れ系のアトラクションを巡るというのもいいかもしれない。
一番のお薦めはリゾートのプールやウォーターパークだ。
ただ、午後はスコールもあるので、雷が発生しそうになるとプールからは出なければならないということは覚えておこう。

万が一気分が悪くなったら、各パークには必ず救護所があるので、遠慮無く休ませて貰おう。
動けなくなった様な場合には近くのキャストに言えば適切な指示をしてくれるはずだ。必要で有れば救援を呼んでくれる。
吐き気や頭痛を感じたらかなり危ないので、すぐに涼しい場所に移動しよう。

出来れば避けたい真夏のフロリダだが、夏休みくらいしかまとまった休みが取れないという人もいるだろう。
砂漠に行くわけでは無いので、必要で有れば何処にでも冷房設備はあるし、飲料水も確保出来る。基本的な暑さ対策さえしていれば問題は無いはずだ。

オーランド旅行記 目次