ウォルト・ディズニー・ワールドのアトラクションについて、旅行記本編で書ききれなかったものの感想を。まずはマジックキングダムから。
ジャングルクルーズ
リニューアルされたTDLのものの方がクオリティは高いと思う。 夜に乗船したが、とにかく暗かった。やはり夜のライティングについてはTDLの圧勝。ただ、雰囲気という点ではこちらの方が秘境のボート探検という感じが出ているかもしれない。
魅惑のチキルーム
昔ながらのチキルーム。(TDLの様にスティッチなんかはいない)古くからディズニーランドに行っている人にとっては懐かしい、オリジナルのチキルームを今一度体験出来るのは嬉しいかもしれない。暑いフロリダの夏、しばし涼しい場所で休憩するのに適してる。
カントリーベア・ジャンボリー
TDLとほぼ一緒。ここもチキルーム同様、避暑に最適。
ホール・オブ・プレジデンツ
アメリカの歴代大統領をディズニーお得意のオーディオアニマトロニクスで紹介するアトラクション。ワシントンからオバマまで全44人全ての大統領が一堂に会するステージは見応えがある。(新大統領が決まればすぐに追加されるのだと思う)
とにかく合衆国の偉大さを表現し、愛国心をくすぐる演出。そういうのが嫌いな人には受け付けないかもしれないが、ここでしか見られないものなので一見の価値はある。
面白いのは大統領一人一人が紹介される時のゲストのリアクション。ケネディの時なんかは拍手と歓声も上がるが、ニクソンとかだとブーイングが起きそうな一歩手前の静けさ。これを日本の歴代総理で作ったらどうなるだろう。そもそも人数が多すぎてステージに収まりきらないか。
ミッキーのフィルハーマジック
内容はTDLのと同じ。大きく異なるのはアトラクションの前室となる場所。とにかく狭い。狭いのでTDLのとは違って何のオブジェも展示も無い。あとアトラクション本編の画像が暗い。
プーさんの冒険
アトラクションそのものはTDLの圧勝。こいらのプーさんは昔ながらの遊園地の乗り物といった感じで、ただ書き割りの中を移動していく。しかしスタンバイのキューラインはインタラクティブ・キューラインで子供が楽しめる仕掛けがたくさん。
アンダーザシー・リトルマーメイドのたび
アナハイムのカリフォルニア・アドベンチャーにあるものと同じ。特に最新の仕掛けなどは無いが、リトル・マーメイドが好きなら。貝の形のライド(乗り物の形としてはホーンテッド・マンションに似た)に乗ってリトル・マーメイドのストーリーを見ていくもので、全体的な感じとしてはディズニー・シーのシンドバッドみたいなもの。
アリエルのグロット
上記のアンダーザシー・リトルマーメイドのたびのお隣にあるアリエルとのグリーティング。ここのアリエルはブルードレスではなく人魚の姿。お隣のライドと間違えて並ぶ人がたくさんいるようなので注意。
ザ・バーンストーマー
結構迫力がありそうな感じだが、実際にはTDLのトゥーンタウンにあるガジェットのゴーコースターに似た感じなので、絶叫系が苦手な人でも乗れるレベル。コースもやはりガジェットのゴーコースター並に短いので物足りないかも。
モンスターズ・インク・ラフフロアー
映画モンスター・インクのその後の設定(子供達の叫び声では無く笑い声をエネルギーに変換する)を題材にしたシアタータイプのアトラクション。モンスター達の客いじりが(タートルトーク的な)主なネタなので、英語が分からないと面白くない…と思うかもしれないが、やってることの内容は言葉が理解出来なくても伝わると思う。なのでその場にいると言葉が理解出来なくても面白い。ゲストは前方や後方関係なく、かなりランダムな位置で指定されるので、どうしても当てられたくない人は極力端の方に座るといいと思う。英語が苦手という理由でパスするのは勿体ない。
スティッチの大脱走
20数年前に来たときはエイリアン・エンカウンターというアトラクションだった。内容はエイリアンの実験中にエイリアンが逃げ出し、電源が切れて真っ暗闇となり、身動きの取れない(ゲストは席に固定される)中、逃走したエイリアンに首筋に息を吹きかけられたり、ツバをかけられたりと、ゲストが散々な目に遭う、とてもマゾヒスト向けのアトラクション。それがスティッチのバージョンになっただけ。以前はただ恐くて嫌な気分になるだけだったが、スティッチの世界観を持ったことで怖さと気持ち悪さは大分緩和されたと思う。
カルーセル・オブ・プログレス
過去から未来へ、ある家族の暮らしを回転しながら順に観ていく古くからあるアトラクション。
耳に残るテーマソングもあって個人的には必見のほのぼのアトラクション。
トゥモローランド・トランジット・オーソリティ・ピープルムーバー
いつでもすぐに乗れて、意外に見所の多い周遊型のアトラクション。トゥモローランド内を廻る乗り物だが、スペースマウンテンやバズ・ライトイヤーのスペースレンジャースピンの中にも入り込んで行くなど、とてもコースが面白い。そして狭い範囲を回っているのに意外に乗車時間も長く(約10分)、空いた時間で楽しむには最適。
ちなみにここウォルト・ディズニー・ワールドのマジックキングダムにはトゥーン・タウンが無い。ファンタジーランドのストーリブックサーカスと呼ばれるエリアがそれに該当するものと思う。このエリアは古き良きアメリカの移動遊園地の様な趣で構成されている。