ホテル利用の出張が多い人なら、チェーン展開しているホテルグループのポイントプログラムや会員プログラム(メンバーシップ)に登録しているとことと思うが、趣味や観光でも定期的に旅行をするなら入っておきたいホテルの会員プログラム。
日本でも海外でも利用する機会を考えると、ヒルトン、ハイアット、シェラトン系列の会員にはなっておいた方がいい。私もこの3つのメンバーシップには登録している。
ハワイやグアム、アメリカ本土にはこのホテルグループのホテルが山ほどあるし、日本でもTDRのオフィシャルホテルをはじめ、全国主要都市に展開している。
プログラムの名称はヒルトンが「ヒルトンHオナーズ」、ハイアットが「HYATT GOLD PASSPORT(ハイアットゴールドパスポート)」、シェラトンが「スターウッド プリファードゲスト」となっている。
いずれも入会は無料。ホテルでの申込み用紙への記入や、各ホテルのサイトで簡単に入会できる。
宿泊毎にポイントが貯まって、貯めたポイントを利用して部屋のアップグレードや無料宿泊が出来るというのはどのプログラムも共通。提携航空会社や提携レンタカー、提携クレジットカードの利用等々、ホテル利用以外でポイント加算することも出来る。
はっきり言って無料宿泊をゲット出来るまでポイントを貯めるにはかなりの利用が必要。年に一回、数日間の宿泊程度では貯まらない。それに楽天トラベルやじゃらん等の格安プランを利用するとポイント加算無しなんてことも多い。
そしてポイントには有効期限があるので、1年以上1回もポイント加算対象になる利用(宿泊やレンストラン利用、提携会社のサービス利用等)をしないと、それまでのポイントがリセットされてしまう。(1年に1回でも利用すると全てのポイントが更に1年延命される)
それじゃ入会しても自分には意味が無いと思うかもしれないが、ポイントを貯めるという本来の目的以外でも入会した方がお得なことがある。
各ホテルグループ毎に内容は異なるが、会員プログラムにのみ提供しているサービスがあるからだ。
例としては(それぞれのプログラム毎に違うが)
- 専用チェックインカウンターがある(混んでいるとき一般のラインに並ばずにすむ)
- 無料でチェックアウト時間が延長できる
- 会員専用ラウンジでの軽食サービス
- ホテル内施設(レストランやプール等)の料金が割引される
- 新聞朝刊のデリバリー
利用回数が増えて、会員のランクが上がると、更に色々なサービスが提供される。
入会は無料なのだし、利用したい、利用するかもというサービスが一つでもあるなら入会しておく意味はあると思う。
空室がある時にホテルが無料で部屋をアップグレードしたりしてくれることもあるが、そういう場合にも会員と非会員なら会員が優先される。
ヒルトン、ハイアット、シェラトンにはそれぞれ系列ホテルがあるので、特に欧米への旅行の際には選択肢が増える。系列ホテルもそれぞれのメンバーシップの対象なので、ホテルの名称が違っていても系列を確認した方がいい。
グループに吸収されたり離脱したりということもあるので、都度確認した方がいいが、一例をあげると次の通り。(ヒルトングランドバケーションの様に、名称にヒルトン等と入っていれば分かると思うので、分かりにくいもののみを列記)
ヒルトン系列(ヒルトンHオナーズ)
- コンラッド
- ダブルツリー
- エンバシースイート
- ハンプトンイン
- ホームウッドスイーツ
- ウォルドルフ・アストリア
ハイアット系列「HYATT GOLD PASSPORT(ハイアットゴールドパスポート)」
ハイアットは基本的に「パークハイアット」や「ハイアットリージェンシー」の様に名称にハイアットが含まれるので分かりやすい。例外としてアンダーズ (Andaz)がある。
シェラトン系列「スターウッド プリファードゲスト」
- メリディアン
- ウェスティン
- セントレジス
- アロフト
- エレメント
旅行を趣味とする私でも今までに手に入れた無料宿泊は、ハイアットゴールドパスポートでハワイのハイアットリージェンシーワイキキ2泊のみ。スターウッド プリファードゲストは無料宿泊1泊分くらいは貯まっていたのに、うっかりしてて失効してしまった。
今現在集中して貯めているのはヒルトンHオナーズ。しかしなかなか貯まらない。