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飛行機の中での過ごし方


国際線の飛行機の中での過ごし方について。
グアムや韓国といった短時間のフライトなら別に気にする必要もないが、長距離フライトでは飛行機の中での過ごし方は大切。

まず考慮した方がいいのが時差ボケ対策。
到着が午後遅めから夜であれば、飛行機の中では出来るだけ眠らず、体を眠い状態にしておくのがいいと思う。飛行機の中でぐっすり寝てしまって、現地の最初の夜に寝られなかったりすると、時差ボケ解消に時間がかかってしまう。
到着が朝、午前中であれば逆に飛行機で眠れれば初日を快適に過ごせると思う。が、飛行機の中ではよほど疲れていないと眠れないという人も多いと思う。
私もそうで、行きはそれほど眠れない。疲れ果てている帰りはかなりぐっすり眠れるというタイプ。

旅行用まくら

こういった枕があると寝やすいという人もいると思うので、用意しておくといいかも

もしよく眠れなくても、とにかく到着初日は現地の夜になるまで頑張って寝ない方がいい。
夜にぐっすり寝て、朝すきっり起きるということが出来れば、以降は極端な時差ボケに悩まされることはないと思う。現地で昼寝してしまって夜眠れなくなると、時差ボケを引きずることになる。

機内食は基本、到着地の時間帯に合わせて提供されることが多いので、あまり食欲がなくても少しは口にすることで、僅かでも体内時計の調整に役立つ。
エコノミー症候群の防止の為にも水分は必ず補給した方がいい。
子供がいるとキッズミールを予約しておく場合が多いと思うが、キッズミールの利点は一番最初に提供されること。誰よりも先に食事を始めることが出来る。
機内食の内容は一ヶ月前には航空会社のサイト等で公開される事が多いので、もしキッズミールの方がいいと思ったら、予約を忘れない様に。(キッズミールや特別食は予約しないと原則提供されない)もちろん子供がいる場合のみ。

最近はリクライニングしても後ろの座席に影響しないという機構のシートもあるが、自分が食事するしないに関わらず、機内食サービスが始まったら、リクライニングを戻すように気をつけよう。旧来のシートでは、前の座席がリクライニングしていると、後ろの席のテーブルは上下のスペースが狭くなり、食事がしにくくなる。

映画等を観るなら、このプログラムも事前に調べておいた方がいい。特に子供連れの場合は退屈しのぎが出来る内容かどうかを確認して、子供向けプログラムが少なければ、携帯ゲーム機やポータブルDVD等を持参した方がいいという場合もあるだろう。
最近は一般的なヘッドフォンジャックを備えた機材が増えているので、普段使っているヘッドフォンを持参すれば快適な音声でエンターテインメントを楽しめるかもしれない。

トイレは食後を避けて利用した方がいい。とにかく機内食サービスのあった後、皆が食事を終えたくらいのタイミングでトイレには列が出来る。
食事をするとどうしてもトイレに行きたくなるという人以外は、この時間帯を避ければ待たずに済む。子供の場合は特に気をつけた方がいい。着陸体制に入るとトイレを使えない時間もあるので、早め、早めに行かせておいた方がいい。

長時間のフライトでは数時間におきにトイレ等に立つことで鬱血を防止も出来る。水分をとって、時々立って歩くというだけでエコノミー症候群は防止できる。

飛行機が降下を始めたら、早めに靴は履いておこう。(脱いでいた場合)
気圧のせいで驚くほど足がむくんでいるので、ぴったりの靴だとなかなか履けなくなっている。
大人は耳抜き出来ると思うが、子のが耳の痛みを緩和するのには飴が有効。降下を始める前から舐めさせておくといい。耳の中の気圧の変化を緩和する専用の耳栓なんてのも売られているので、試してみるのもいいかもしれない。

イヤープレーン

耳の中の圧力を調整してくれる耳栓


ESTAについて


日本人がアメリカに観光で行く場合、以前は事前に、或いは飛行機の中でI-94W(ビザを持つ人は白いI-94))と呼ばれる緑色の入国カードと税関申告書を書いておく必要があったが、現在は税関申告書のみ、一家族に1枚記入するだけ。

その代わりにESTAと呼ばれる電子渡航認証を出発前に受けておかなければならない。
(航空機で米国に入国する場合で、陸路で入る場合はI-94W、もしくはI-94も必要)

ESTAはツアーの場合などは旅行代理店で代理申請してもらえるようだが、もし代理店側の手数料がかかるなら、自分でやってしまった方がいい。ネットに繋がるPCとクレジットカードがあれば誰でも簡単に行える。
ESTAは誰が代理で申請しても構わないので、家族で旅行に行く際や友人と行く際には誰かが全員分を申請してもいい。もちろんパスポート情報等は全員分必要。

申請はESTAの日本語サイトに行き、必要事項を記入して申請するだけ。
手数料は2015年2月現在、一件14ドルで、クレジットカードでのみ支払い可能です。
問題の無い人で有れば即時、もしくは数分で承認の結果が出ます。もし保留という結果の場合は72時間以内に承認か拒否の結果が出ます。万が一拒否された場合はアメリカ大使館か領事館に出向き、ビザをとる必要があるということです。
まあ、何も問題の無い人(日本での犯罪歴がなく、過去にアメリカでも問題を起こしていない人)はあっけなく承認されるはずですが、万が一の為にもESTAの申請は渡航の一週間前までには済ませておいた方がいいです。
一度承認されたら2年間有効で、この間の観光目的の渡米ではESTAの再申請は必要ありません。(パスポートが切れたら2年以内でも無効になるので再申請が必要)
が、万が一の記憶違い等を防ぐために、ESTAのサイトで自分や同行者の状況を調べておいた方がいいです。勘違いで2年過ぎてたとか、申請後にパスポートの期限切れで再取得していたのを忘れていたなんてことがあると大変です。(ESTAのサイトでは申請状況や有効無効を調べることが出来ます)

esta

ESTAのサイトは完全日本語対応

又、電話番号や滞在先住所、Eメールアドレス、利用航空会社の変更、修正等は2年間の有効期間中であればESTAのサイトで何度でも無料で行えます。(パスポートの変更は不可。パスポート変更時は新規での再申請)
期限がぎりぎりなので延長したいと思っても延長という概念はありません。その場合は新たにESTAを取り直せば、以前のESTAは期限が残っていても破棄されます。もちろんこれは新規ですので手数料が発生します。

ESTAが承認されたら、その承認番号や有効期限、設定したパスワードは忘れない様に控えるか、承認画面をプリントすることをお忘れ無く。(有効期限が切れる2年後まで保管してください)
ESTAの状況を調べる際はパスポート情報と共に必要になりますし、万が一入国審査でESTA関連のトラブルがあった場合の証明になります。

最初に書いた様にESTAが承認されていれば入国カードは不要です。機内で記入するのは税関申告書だけ。飛行機内では誰が何の為にアメリカに行くのか分からないので、全員にI-94やI-94W等の入国カードを見せて配ると思いますが、日本人観光客がもらう必要があるのは税関申告書だけです。
(ESTA導入後もしばらくは入国カードが併用されていましたが、現在は全米で不要です)
もし不要なI-94なんかに間違えて記入して入国審査で提出すると、ビザはどうしたと聞かれますのでご注意を。(ESTAが承認されていて、観光目的と言えば単なるミスと分かって貰えますが) 


国際線 飛行機の選び方


個人旅行で飛行機を予約する場合の選択基準は何を優先するかで様々。
料金、加入しているマイレージプログラム、サービス、機材等々、人ぞれぞれ優先することが違う。
私の場合の優先順位は1料金→2座席配列→3マイレージプログラム(つまり航空会社)。
やはり安いに越したことはないが、子供と窓側2席を使いたいので、座席配列も重要。この二つの要素を満たしている便があれば、あとは加入しているマイレージプログラムから選ぶ。
多少の値段差なら座席配列を優先させるし、マイレージ加入の有無も目を瞑る。要は優先する3条件を考慮しながら、バランスで選択する。
飛行機が直行便ならどの航空会社の便でも所要時間に大差は無いが、到着時間や帰国時の現地出発時間も選択する際に考慮することになる。乗り継ぎ便なら所用時間も。この辺は便利な便ほど高いのが普通。

飛行機は出発日と帰国日の組み合わせで料金が変わる。同じ出発日でも帰国日をいつにするかで大きく違ったりするので(逆も)、旅行に使える日数から、最短何日以上、最長でも何日以内と決めて、その範囲で最も安い料金の組み合わせを探す。
最低の料金の組み合わせと希望するベストな日程との差額がそれほどでもなければ、もちろん希望する日程にする。

料金は常に変動するので、その時点で最安であってもその後にもっと安くなるということもある。もちろん逆に高くなることもあるので、こればかりは運次第。
キャンセルや変更がきくなら、安くなっているのを発見したら変更してしまえばいいのだが、格安の航空券は変更もキャンセルも不可という場合が多い。
この辺は予約時点の料金を納得したのだから諦めるしか無い。
国際線の予約開始は航空会社によって多少違うが、330〜355日前。
早くとれば希望の席を選び放題なのは勿論なのだが、料金がころころ変わることと、機材変更で席が変更されてしまう可能性があることは覚悟しなければならない。
急な機材変更はどうすることも出来ないが、事前に機材変更が決まっていれば、その時点で席を再指定出来るので、出発日まではたまにネットで予約便の状況を確認した方がいい。
(時間が変更されることもあるので)

航空券の予約と購入はネットで行うのがベター。
各航空会社の様々な便を、料金、シートマップを一度に見ながら比較出来るし、同じ事を電話予約でやろうとしたら手間と時間がとてもかかる。
注意点として料金は各種税金や燃油サーチャージを含んだ総支払額で比較すること。
デルタ航空は子供料金での予約が電話でのみしか出来ないこと。(大人料金での比較をしておけば子供料金も大凡算出できる。2歳以上12歳未満は大人料金の75%)

飛行機

キッズミールや制限食等のオーダーもネットから出来る

ローコストキャリアを使う場合は、何が含まれていて何が含まれていないのかをちゃんと確認すること。(オーストラリアと日本の間で運行しているジェットスター等)
ローコストキャリアの場合は機内サービスは飲み物も食事も有料、預け入れ荷物も1個から有料だったりするので、希望するサービスを自分で決めることはもちろん、行きと帰りの荷物の重量等まで自分でちゃんと予想を立てて予約しないと、思わぬ出費が増えてしまう可能性がある。