グアムでの移動手段はシャトルバス、タクシー、レンタカーのいずれかが選択肢。
両手に持ちきれないほどの買い物をする人や、島内の様々な場所に行きたい人にはレンタカーが圧倒的に便利だが、それ以外の人にはタクシーとシャトルバスが現実的。
グアムのタクシーはあまり台数が多くは無いし、経済的とは言えないので、やはり多くの観光客にとって一番便利なのはシャトルバスだと思う。
基本的にタモンとハガニヤの中心部での移動にしか使えないが、多くの人にとって必要十分なエリアだろう。
代表的なのは赤いシャトルバスと呼ばれるもので、グアムの主要ホテルとマイクロネシアモール、プレミアムアウトレット等を約10分間隔で結んでいるタモンシャトル、同じく10分間隔でマイクロネシアモール、Kマート、プレミアムアウトレット等を結ぶショッピングモールシャトル、約20分間隔でTギャラリア(DFS)とKマートを結ぶKマートシャトル等が主要路線だ。
他にプレミアムアウトレットとレオパレスリゾートを結ぶレオパレスシャトルや、ハガニヤまで行けるハガニヤ・チャモロバス、恋人岬シャトル、朝市シャトル(土日の朝のみ)、チャモロビレッジナイトシャトル(水曜の夜のみ)等もある。
赤いシャトルバスでは島内一周ツアー等も扱っている。
乗車券は一回4ドル(2015年現在)で、アメリカの他のバス同様、お釣りは無いのでぴったりの額が必要。6歳未満は無料だ。
しかし都度支払うよりは滞在日数に合わせたパス(乗り放題チケット)を購入するのが一般的。乗り放題チケットがあれば乗る度にぴったりのお金があるか気にする必要は無い。
赤いシャトルバスの1日、2日、5日間の乗り放題チケットは事前に購入(現地の空港やDFS等で受取り)しておくことも可能で、2日間、5日間には24時間(2日間チケット)、72時間(5日間チケット)のWi-Fiアクセス付きなんてのもある。(Wi-Fiはシャトルルート上で使えるらしい)
6歳〜11歳までを対象にした子供乗り放題券(5日間)というのもある。
ツアーで行く人は利用するツアーに滞在日分のパスが付いていることが一般的なので、確認するといい。JTBやJALパック等ならほぼ間違い無く赤いシャトルバスが乗り放題になるパス(カード)が付いてくる。このツアーに付いてくるパスや乗り放題チケットで乗れる路線は主要路線に限られていることがほとんどなので、どの路線に乗れるのかも確認が必要。
全ての種類のチケット(パス)でタモンシャトル、ショッピングシャトル、Kマートシャトル、レオパレスシャトルには乗車出来る。パスの種類によってはこれに加えてハガニア・チャモロバス、恋人岬シャトルにも乗れるものがある。朝市シャトルとチャモロビレッジナイトシャトルはほぼ間違い無く別料金になる。
HISのツアーで行く場合には赤いシャトルバスとほぼ同じ路線を持つHISのシレナトロリー(2016年、レアレアトロリーに名称変更)に滞在中乗り放題となる。なので、HISのツアーには赤いシャトルバスのパスは付いてこない。
赤いシャトルバスのタモンシャトルに相当するホテルコース、ショッピングモールシャトルに相当するショッピングセンターコース、Kマートシャトルに相当するチャオラウンジコースという3つのコースで運行している。
別料金で朝市(土日の朝のみ)に行けるチャオフリーマーケットエクスプレス、チャモロビレッジのナイトマーケットに行くチャモロビレッジエクスプレス(水曜の夜のみ)もある。
このシレナトロリー(レアレアトロリー)、本来はHISのツアー利用者専用なのだが、7日間乗り放題チケットをHISツアー利用者以外もHISのサイトから購入する事が出来る。赤いシャトルバス同様にWi-Fi付きなんてのもある。
シレナトロリー(レアレアトロリー)の場合、11歳以下は無料で乗れるし、(赤いシャトルは6歳未満無料)7日間チケットが赤いシャトルの5日間チケットよりも安いので、検討の余地は十分にあると思う。
グアム滞在中に頻繁にシャトルを使って移動する人は赤いシャトルとシレナトロリー両方のパスを買ってしまうというのもアリかと思う。(片方が付いてくるツアーならもう片方を購入する)
この二つを持っていれば先に来たシャトルバスに自由に乗れるので時間がかなり節約出来る。
もちろん滞在中、巡り合わせによっては片方ばかりの利用になって、もう片方は無駄だったということも有り得るが…。
更に赤いシャトルバスの乗り放題チケットは、5日間を買うなら正規の物よりも、てるみくらぶのプラチナカード(Webでの事前販売のみ)を買った方が得だ。5日間チケットよりも安価なのに7日間有効で、各種特典(提携店での割引や粗品プレゼント)もある。
乗れる路線も5日間チケットで乗れるタモンシャトル、ショッピングシャトル、Kマートシャトル、レオパレスシャトルに加えて、ハガニア・チャモロバスにも乗れる。
受け取りが自分が宿泊するホテルのフロントで出来るというのも有難い。(てるみくらぶのツアーでグアムに行く人はグアム空港のてるみくらぶカウンターでの受け取りになる)
赤いシャトルバスの5日間チケットを購入する予定の人はてるみくらぶのプラチナカードを検討してみるべきだ。
私達はてるみくらぶのプラチナカード+シレナトロリーの7日間乗り放題チケットを入手する予定でいるので、暑いバス停での待ち時間を減らせるはずだ。混んでいるバスを避けるということも出来るかもしれない。
7泊8日の旅程なので、両方とも7日間有効になるというのも都合がいい。
*2017年4月現在、てるみクラブは倒産した模様です。
JTBのツアー利用者専用のバスやDFSのバスもあるが、運行時間やルートは上記の2種類に比べてかなり限定的なので、主な移動手段としては使えない。