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ハリウッドからアナハイムのホテルへ[ベガス・ロス旅行記18]


ハリウッドセレブリティホテルをチェックアウトし、大きな荷物だけをフロントに預けてハリウッドハイランドへ。目的のドルビーシアター(アカデミー賞の授賞式会場で、以前はコダックシアターという名称だった)はハリウッドハイランドに内包された形で存在する劇場。
ドルビーシアターでは内部を見学出来る見学出来るツアーを開催している。ツアーの内容はもちろんアカデミー賞授賞式に纏わるもので、ノミネートされたセレブ達の控え室や、ステージに向かう順路などを解説付きでガイドが案内してくれる。(勿論英語のみ)
シアターでの催し物によってはツアーが無い日もあるが、ツアー催行日であれば10時30分から16時迄30分毎に行われている。ツアーの所要時間は約30分。
料金は2018年の夏時点で大人25ドル、17歳以下が19ドルとなっていて、ドルビーシアターのボックスオフィスで事前に購入しておく必要がある。ボックスオフィスが開くのは朝10時。私達は10時30分スタートの初回のツアーが希望だったので、10時にボックスオフィスが開くと同時にチケットを購入した。定員に達すると買えなくなるので、希望の時間が決まったら早めに購入する事が必要。ボックスオフィスは1階にあり、シアターの入り口は2階にある。

ツアー参加者は開始時間の10分前にはシアター入り口に集まるようになっている。開始時間になるとシアターのドアが開き、ガイドがシアター内に迎え入れてくれる。
簡単な諸注意の後、館内ツアーが開始される。写真を撮れる場所と撮影禁止の場所があるので、案内する場所場所で指示に従って欲しいと言った注意がある。

ドルビーシアター

シアター内、受賞者の控え室では本物のオスカー像も見られる。

アメリカ映画に興味がどれだけあるかでツアーの感想は変わると思う。毎年どの作品が、どの俳優がオスカーを獲ったのかを気にするような人ならば十分に魅力的なツアーだし、映画はたまに観る程度で、オスカーの行方なんか気にしたこともないという人には価値がない内容だろう。
私達にとってはハリウッドまで来て参加せずに帰る事は考えられないツアーだったので、内部に入れて、見学出来ただけで満足。

ドルビーシアター

アカデミー授賞式会場であるシアター。この日は催し物の仕込みが行われていた。

ツアーを終えて、ラ・ラ・ランド(La La Land)という大型土産物店へ行き、土産物を物色。その後、ハリウッド大通りを挟んで向かいにあるチョコレート店、ギラデリへ。
このギラデリの隣はディズニーの旗艦劇場である映画館、エル・キャピタン・シアター(El Capitan Theatre)があり、ギラデリ自体もディズニーと提携していて、エル・キャピタン・シアターのピンバッジ等、ここでしか買えないディズニーグッズも売っている。
数種類のギラデリのチョコレートと、ディズニーのピンバッジ等を購入し、ハリウッド観光を終了。

ラ・ラ・ランド土産物店

土産物店のラ・ラ・ランドは大きな土産店。ベタなお土産が中心だが、それでよければ何でも揃う感じ。

ホテルに戻り、荷物を受け取ってアナハイム迄のUberを呼ぶ。又全ての荷物を持っての移動なので、大きめのスーツケース2個を間違い無く乗せられるであろうUber XLを選択。(普段の移動は安いUber X)XLを選べばSUVなど大型車がやってくる。

やって来たのは目的通りのSUVだったが、ドライバーは女性。スーツケースの積み込みもやってくれようとしたが、車はトランクまでの高さもかなりあり、大変そうなので私が積み卸しをすることにした…。
Uberは基本的に乗車前に目的地も伝わっているので会話の必要はないのだが、ドライバーによっては色々聞いてくる人もいる。この時のドライバーは日本人の友人がいるとのことで、日本のどこから来たのかとか、ディズニーでの一番の楽しみは何かといったことを話しかけてきた。
まあ、聞かれた事には簡単な英語で答え、あまり英語が上手では無いと伝えればそれ以上は話しかけてはこないので大丈夫。

順調に高速を飛ばして1時間とかからずに宿泊するホテル「キングス イン アナハイム アット ザ パーク & コンベンション センター(Kings Inn Anaheim at the Park & Convention Center)に到着。
ここはちょっと前までスーパー 8 モーテル アット ザ パークという名称だったので、Googleマップ等ではその名称でしか出てこなかったりしたが、ちゃんと到着して一安心。
やはりUber(Lyftも)は便利だと実感。自分の好きな時間に、自分の好きな場所からタクシーなんかよりも格安に移動が出来るというのは本当に素晴らしいシステムだ。
しかし私達がこのライドシェアというものを利用するのはこれが最後の予定。帰国する時の、ここからロサンゼルス空港まではスーパーシャトルを予約している。帰りは空港に向かうべき時間も決まっているし、昔ながらの空港シャトルサービスの方がライドシェアよりも更に安く(二人の場合)て確実だ。

宿泊するキングス イン アナハイムはカテラ通りという通りにあり、すぐ横にはアナハイム・ガーデンウォークというショッピングモールがある。ガーデンウォークにはテーズケーキファクトリー等の有名レストランなんかも入っていて食事に便利。更にCVSやウォルグリーン(Walgreens)といったドラッグストア(薬局を内包した小型スーパー)、セブンイレブンも至近で飲料やスナックなんかの買い物にも便利。
パークまでは徒歩15分ほどかかるが、パークへ行くバスが多く停まるバス停のいくつかが至近距離にあるので立地はとてもいいと思う。
以前に来たときにはパークの入り口の目の前にあるパークビューインというホテルに泊まったが、パークへのアクセスは最高なものの、スーパーには遠くて買い物が不便だった…。
何よりも宿泊料金が界隈のホテルに比べて激安。時期やキャンペーンの有無などで違うとは思うが、私達の場合、一泊7千円ほどで予約が出来た。周囲のホテルは古めのモーテルでも一泊1万円以上はする。(徒歩ではパークに行けないくらいの距離になると数千円で泊まれるホテルはいくつかある)

キングスインアナハイム

キングスインアナハイムの場所。パークまでは1キロくらい歩くが、十分に徒歩圏。パークへ行くバスの本数も多いのでアクセスは悪くない。

外廊下の二階建てというごく一般的なモーテルの作りで、エレベーターが無いので1階の部屋をお願いし、希望通りに1階の、ホテル玄関に近い部屋を提供して貰えた。
アメリカにしてはやや狭めの部屋だが、日本のビジネスホテルなんかに比べれば十分なスペース、バスタブ無しのシャワーブースのみだったが、使いにくい浅いバスタブが付いているよりもその方が広くていい。部屋の目の前には、大きくは無いがジャグジー付きのプールもある。

今日から5泊、ここに泊まってディズニーを楽しむ。まずはミッキーネットに依頼したパークチケットの受取りと、ART(ホテルとディズニーを行き来する観光客向けのバス)の5日間パスをゲットしに行く。




ハリウッド周辺の観光[ベガス・ロス旅行記15]


オルベラ街の観光を終えてユニオンステーションからレッドラインでハリウッドに戻るのだが、ホテルのあるハリウッドハイランド(Hollywood / Highland)駅では無く、一つ手前のハリウッドバイン(Hollywood / Vine)駅で下車。ここから一駅間歩いて観光する。
ロスのメトロ(地下鉄)は比較的に新しいということもあろうが、この辺の駅はとても綺麗。ハリウッドバイン駅は駅構内に映画をモチーフにしたオブジェとかもあって、ハリウッドらしさが漂ってる。

まず駅を出てすぐのトレーダージョーズで買い物。トレーダージョーズはロスを中心に西海岸で展開しているオーガニック系のスーパー。ホールフーズマートと似ているが、最近はトレーダージョーズの方が人気があるようだ。
ここのエコバッグは日本でも人気なので、2種類ほどを購入。エコバッグは海外のスーパーに来る度にその店の名前が入った物をお土産に買っている。何より安いし。
そしてお目当てのレモンペッパー(調味料)を探すが、品切れで次の仕入れは2週間かかるとのことで諦め、エブリデイシーズニングとガーリックソルトを購入。この二つ、意外に何にでも使えて当たりだった。
そしてトレジョ(日本ではそう略すらしい)オリジナルのコーヒー豆を購入してトレジョを後に。

次に向かったのはサンセット大通りにある大型レコード店のアメーバミュージック。万引き防止の為に入り口で荷物を預けて店内へ。本当に広い。レコード店だが、レコードだけでは無くCDはもちろん、DVDやブルーレイ、映画やミュージシャンのポスター、Tシャツ、様々なオリジナルグッズなんかも売っている。
音楽好きなら多分ここだけで半日は過ごせるであろうが、我々はほぼ覗いただけで退散。てか、ここで真剣に品物を物色し始めたらキリがないと思ったので。(好きな方は最低でも数時間滞在出来る予定を立てて行ったほうがいい)

次いでチャップリンやジェームス・ディーン、マリリン・モンローなんかが描かれている壁画を見にいく。映画「ラ・ラ・ランド」でもエマ・ストーンがこの壁画の前を歩いていたので、見たことある人多いはず。
大きな壁画なので壁画の横を歩いても全貌は見えないし、写真も撮りづらい。壁画とは反対側の歩道に行って見るのが正解。反対側からなら写真もちゃんと撮れる。
この壁画まで来ればもうハリウッド大通りなので、そのままハリウッド大通りを西へ進めばハリウッドハイランドに着く。

ハリウッドの壁画

通りの向かいから撮影。広角レンズ(24ミリ)でも全景は入らない。車通りも多いので車道に出ることがないように注意。

ハリウッド大通り沿いの歩道には映画関係者の名前が刻まれた星形のウォークオブフェイムが延々と続いている。ずっと足下を見て歩くわけにもいかないが、時折見ながら歩くと知っている名前を発見出来るかもしれない。印象としてはハリウッドハイランドに近付くに連れて大物の名前が多くなっている感じ。

ウォークオブフェイム

ピーウィー・ハーマンのウォークオブフェイム。

しかし8月のハリウッドを歩いて観光するのはかなりしんどかった。ラスベガスほどではないだろうと思っていたが、この夏はロスでも40度超えは当たり前、50度近くまで上がってディズニーランドのパレードやキャラグリが全て中止されるような日もあったらしい。(暑さに対処出来るフェイスキャラのみで行ったとのこと)
そんなわけでハリウッドハイランドに着く頃にはもう倒れそうだった…。

ハリウッドハイランドでは冷房の効いたマダム・タッソー ハリウッドへ。
ここのマダム・タッソーはもちろん映画に纏わる蝋人形が主。(一部レディ・ガガ等のミュージシャンやオバマ大統領なんかもいるけど)有名な映画俳優や監督、キャラクターと写真を撮りまくるという楽しみ方がメイン。人形はアングルの工夫次第でリアルな、もしくは面白いシチュエーションの写真が撮れるように配置されている。映画好きなら1時間以上はたっぷり楽しめる。逆に映画をあまり観ない、知らないという人だと誰が誰やらということになるかもしれない。
我々は父娘とも大の映画ファンなのでたっぷり楽しめた。
展示コースの最後にはマーベルの4Dアトラクションを鑑賞出来るようになっている。
ここのチケットは入場のみと、記念写真やワックスハンド(自分の手の蝋人形?蝋手?)付き等各種あるが、写真は自分達で撮り放題だし、蝋の手があまり欲しいとは思えないし、入場のみのチケットで十分だと思う。
ハリウッドのあちこちで割引券を配ってたりするし、事前にネットで購入すればディスカウントがあるので、当日窓口で割引無しの料金を払うのは損。
ネットで買っておくか、ホテルのフロントや土産物店等で割引券(もしくはディスカウントチケット)を入手してから行くのがいい。

マダムタッソーハリウッド

こんな感じで有名映画のシーンにちなんだ蝋人形の展示がされている。

そして最後はハリウッド観光の王道、チャイニーズシアター。(マダム・タッソー ハリウッドのすぐ隣)
ここではシアター内の見学ツアーなんかもあるし、実際に映画をやっているので映画鑑賞も出来るのだが、我々はシアター前の手形足形見物のみで。
1927年からの手形足形はもはや凄い数なので、一通り見て、お気に入りのスターの手形の前で写真を撮ったりしているだけで満足。
ちなみにここで映画を観る場合、メインシアター以外でも上映されているので、チャイニーズシアターの観光も兼ねての鑑賞ならメインシアターで上映されている映画を観るようにした方がいい。他のシアターではただの小綺麗なシネコンで観るのと同じなので。豪華絢爛なメインシアターはIMAXシアターになっているので、IMAX上映されている映画をチョイスするように。

チャイニーズシアター

ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの手形、足形。かなりチャイニーズシアターの建物寄りにあった。

チャイニーズシアターやアカデミー授賞式会場として有名なドルビーシアター(旧コダックシアター)を内包する形でハリウッド・ハイランドという一つの大きなモールになっている。(その地下にあるのがメトロのハリウッド・ハイランド駅という構造)
テナントはショップもレストランもカジュアルな店が多い。

ハリウッドハイランド

ちょっと遠いが、ハリウッドハイランドからは有名なハリウッドサインも見える。(写真を撮るなら望遠レンズは必須かも)

この界隈を観光する上での注意だが、チャイニーズシアター前等は人で溢れているのでスリや置き引きが多そう…というのは世界のどこの観光地でも同じだろうが、ここの特徴として映画スターやキャラクターに扮した者が観光客相手に一緒に写真を撮る、もしくは撮らせるといったビジネスを展開している。中には高額なチップを強制する輩もいるらしい(かなりの確率で)ので、無視するのが一番。更には街中でのティッシュ配りの様な感じでCDを配っている者がいるが、手に取ってしまうと「買ったのだ」と言い張って金銭を要求するなんてのもあるので受け取らない様に。

予定しているハリウッド観光で残すはアカデミー授賞式会場のドルビーシアターの内部見学(約30分の見学ツアーに申し込む必要がある)、大型土産物店の物色とチャイニーズシアターの向かいにあるチョコレート店、ギラデリでの買い物くらい。これらは明後日、アナハイムに移動する前の午前中に廻ることにした。

一旦ホテルに戻り、休憩した後、サンタモニカへ行き、夜はグリフィス天文台にも行ってみる。そして明日はユニバーサルスタジオ・ハリウッド。




ジェダイ トレーニング アカデミー


東京ディズニーリゾートには今のところないが、アメリカのカリフォルニアディズニーリゾートとフロリダのウォルトディズニーワールドにはあるジェダイトレーニングアカデミー。
アメリカのディズニーパークに行くことがあって、小学生までの子供(4歳〜12歳)がいて、尚且つ多少でもスター・ウォーズに興味があるなら、是非スケジュールに入れてみてほしい。
子供にとってはいい思い出になると思う。

ジェダイトレーニングアカデミーはスター・ウォーズに登場するジェダイの騎士になる為のトレーニングを受けるという趣向のイベント。映画を好きな人なら、ジェダイのテーマにのって登場するジェダイの騎士達や、ダース・ベイダーやダース・モールといったキャラクターのパフォーマンスも楽しめるはず。

場所はアナハイムのディズニーランドはトゥモローランド、オーランドのWDWではディズニーハリウッドスタジオのスターツアーズ近く。
どちらも1日に何回も行われるのだが、パダワン(ジェダイの騎士の訓練を受ける資格を持つ子供をこう呼ぶ)になる為の、つまり参加する方法はアナハイムとWDWでは異なる。
(観覧するだけなら開催時間にその場所に行けば観られる)

アナハイムでは開催場所のJedi Training Academyと書かれたサインボードに開催時間が書かれているので、その時間までに行って、スタートを待ち、始まるとジェダイの騎士に扮したキャストが集まっている子供達の中から20名程のパダワンを選んでいく。
なので、出来るだけ早めに行って前列近くの場所をキープしておくことが大切。私達は2回参加出来たが、いずれも20〜30分前からの場所取りで最前列、中央付近をキープできた。
選考が始まると、どの子供達も元気よくアピールするので、アピールも大切。
良い場所にいる子供はそれだけ早くから待っていたと認識してくれるので、最前列の目立つ場所であれば、立って手を上げているだけで選ばれる可能性は高い。

ジェダイトレーニングアカデミー

「そこのプリンセス!!」と言われて選ばれたので、プリンセスドレスもアピールポイントだっかかも

WDWでは事前登録となっている。
ハリウッドスタジオのABCサウンドスタジオの外で登録を受け付けているので、朝早めに登録をしに行けば、空いている回に入れくれるので、指定された回に行けば参加が保証される。開催時間の30分前に集合するように指示されるようだ。登録には子供本人も行くことが必要で、保護者だけでは受け付けられない。ほとんどの場合、お昼までには埋まってしまうようだ。
登録後のキャンセルは連絡するよう言われるので、ちゃんとルールは守ること。ちゃんとキャンセルすれば他の誰かが参加出来る。

ジェダイトレーニングアカデミーの所用時間は20分ほど。
まずライトサーベルの訓練を受け、その後登場するダース・ベイダーやダース・モールと一人一人、順番に戦っていく。
最後は全員が整列してジェダイマスターであるヨーダからのお言葉をいただいて終了。
この間、フォトパスカメラマンが写真を撮ってくれる。
記念としてジェダイトレーニングアカデミーの修了証が貰える。

ジェダイトレーニングアカデミーの修了証

ジェダイトレーニングアカデミーの修了証

4歳の子供から参加出来る内容なので英語が喋れなくても問題はない。指示は簡単なので言葉が理解出来なくても流れで分かる。
ただ、WDWでは登録時に子供に簡単な質問をする様なので、それにはちゃんと答えられること。
聞かれる内容は「ジェダイとして頑張ることが出来るか?」みたいなことなので、「イエス」とか「オフコース」とか言えれば十分。日本語で「はい!!」だって構わない。
スター・ウォーズというと男の子が好きなものというイメージがあるかもしれないが、参加する子供は女の子もとても多い。見た限りでは半数以上が女子という回もあった。

アメリカにはあるが日本のディズニーには無いものというのは、参加型のイベントが多い様な気がする。参加型をあえて取り入れないのは、やはり国民性を考慮してだろうか…。
せっかくアメリカのテーマパークに行くのなら、ジェダイトレーニングアカデミーに限らず、一緒に参加して楽しむ、もし参加出来なくても他人の参加と活躍に拍手し、応援して楽しむというアメリカ流に、是非触れみて欲しい。

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