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利用したディズニーのレストラン[ベガス・ロス旅行記22]


カリフォルニア・ディズニーリゾート(パーク内とダウンタウンディズニー)で今回利用したレストランは以下の通り。

  • プラザイン(Plaza Inn)/ディズニーランド
  • ハングリーベア(Hungry Bear Restaurant )/ディズニーランド
  • カーセイサークル (Carthay Circle Restaurant) /カリフォルニアアドベンチャー
  • ソノマテラス (Sonoma Terrace) /カリフォルニアアドベンチャー
  • レッドローズタバーン (Red Rose Taverne) /ディズニーランド
  • トルティーヤ ジョー (Tortilla Joe’s) /ダウンタウンディズニー
  • パシフィックワーフカフェ(Pacific Wharf Cafe) /カリフォルニアアドベンチャー
  • ブルーバイユー(Blue Bayou Restaurant)/ディズニーランド

プラザインはキャラクターブレックファストを公式サイトから予約して利用。今回唯一のキャラブレ。前回に来たときはほぼ全てのキャラクターダイニングを巡ったので、今回は一ヵ所のみとした。
プラザインのキャラブレはカリフォルニアディズニーで行われているキャラクターダイニングの中で最も登場キャラが多い事と、パーク内(ディズニーランド)のレストランなので、直営ホテルで行われているものよりアクセスが良いこと等から選択。
私達が訪れた時はプー、ティガー、イーヨー、チップ、フック船長、ラフィキ、フェアリーゴッドマザーが各テーブルを廻ってきた。そして入店時にミニーとのグリがあった。
ちなみにフェアリーゴッドマザーは東京と違ってこちらでは(フロリダも)フェイスキャラ。
ディズニーのカメラマンに撮ってもらえるのはミニーとのグリのみで、各テーブルでのグリは自前のカメラのみで撮影。もちろんミニーとの写真も自前のカメラでも撮ってもらえる。
食事の内容はごくごく普通の、アメリカンな朝食バフェ。中華は若干の用意があるものの、和食は用意されていない。

プラザイン

極めてオーソドックスな朝食の内容だが、定番のミッキーワッフル以外にミッキー形のエッグベネディクトなんてのもあった。(味は大味で残念)

ハングリーベアはファンタズミックの鑑賞券(専用エリアの入場券)付きであるOn The Go パッケージを公式サイトから予約して夕食に利用。
予約時間にハングリーベアのOn The Go パッケージ専用レジで支払いと鑑賞券の受取りをして、食事をもらい、空いているテーブルで食べるというシステム。メニューはパッケージ専用のセットで、メインのみ好きなものを選べる。(BBQチキン、ポークリブ等)
ファンタズミックが2回公演の時には予約時間によって一回目か二回目かが分けられている。我々はセカンドショーの鑑賞券になる19時に予約したが、貰ったのは何故かファーストショーの券。すぐに気が付いて希望のセカンドショーに取り替えて貰った。ファーストショーの券からセカンドショーの券に切り替わるタイミングだったせいかもしれないが、言えばすぐに取り替えてくれた。
貰った券には鑑賞エリアに来るべき時間が記載されているので、その時間内に行けばエリアには入れて貰えるのだが、出来れば前方で観たい。なので、記載の入場時間よりも早めに行って、エリア開場を並んで待つのがいい。30分前くらいに並べばかなり前方で鑑賞出来る。(我々は二度、レストランを変えてこのパッケージを利用したが、約30分前に並んで、一度目は最前列から二列目、二度目は最前列で鑑賞出来た)
ファンタズミックのパッケージは利用レストランによって鑑賞エリアが分けられているので、エリア開場待ちの列もレストラン毎になっている。
高級なレストランから中央寄りのエリアになるので、一番安価なハングリーベアのエリアは端になるのだが、端とは言っても、一般の鑑賞エリアに比べれば十分に見易いので、あまり差はないと感じた。(ちなみにファストパス専用エリアもあるので、お金をかけずに良いエリアで観たいなら、出来るだけ早めにファストパスを取るという選択肢もある)

カーセイサークルレストランは公式サイトから予約してフローズン・ダイニングパッケージをランチで利用。アナと雪の女王のショーであるFrozen – Live at the Hyperionの特別鑑賞席と、特製ピンバッジ、特製ランヤード(ピンバッジを付けるパスホルダー付きのネックストラップ)が付くもの。
ショーはパークのライブショーとしては異例の豪華さ(上演時間も1時間!!)でとても人気がある。なので、良い席を確保するのは難しいのだが、このパッケージを利用すれば前列中央寄りという最良のエリアの好きな席に座れる。(一般ゲストよりもやや早めに入場し、専用エリアの席を好きに確保出来る)
カーセイサークルレストランそのものがパーク内でも最高級のランクにあるレストランなのでランチコースで約1万円(私達の時で一人89ドル、9歳以下の子供なら45ドルで、これにチップや税が加算される)以上と高額なパッケージ。
だが、料理の内容も値段に見合った素晴らしい味だったので、レストランの格(内装やサービス)、料理、ショーの特等席付きという内容を考えれば高すぎるという値段でもない。
滞在中に一度は高級レストランで…という人なら、これをお薦めする。ランチコースと言っても内容はディナーコースと遜色無い。

カーセイサークルレストラン

カーセイサークルレストランでチョイスしたステーキ。分厚いのに柔らかく、味も上品で、上等なステーキ店と同等に感じた。

フローズン・ダイニングパッケージ

フローズン・ダイニングパッケージなのでデザートはオラフ。これは見た目だけで味はさほどでもなかった…

ソノマテラスは夜のパレード、ペイント・ザ・ナイトをテラス席に座って鑑賞出来るソノマテラス・ペイント・ザ・ナイト・レセプションというパッケージを公式サイトから予約して夕食に利用。ただ、このパッケージはオードブルにお酒(飲めない人や子供はソフトドリンク)の飲み放題が付くというものなので、食事としては淋しいのだが、そこはアメリカ、用意されているオードブルは小食の日本人には十分な量だった。
ペイント・ザ・ナイトは主にピクサー映画をテーマにした、エレクトリカルパレードの様な内容なのだが、光量の高いLEDを使い過ぎていて、目が痛くなるほどの明るさ。なので、エレクトリカルパレードの様な趣がないというか、ちょっと派手すぎた。(エレクトリカルパレードも最近はLED化が進んでどんどん明るくなってるが)
パッケージの内容としては、お酒や飲み物をいただきながら、椅子に座って鑑賞出来るというのは優雅で良かったが、パレードは鑑賞出来る場所が多く、東京ディズニーリゾートよりも空いていることを考えると、利用価値はフローズン・ダイニングパッケージやファンタズミックのパッケージほど高くなかったというのが正直な感想。

ソノマテラス

用意されていたオードブル。飲み放題はカリフォルニアワインをたくさんいただいた。

レッドローズタバーンはディズニーランドにある、美女と野獣をテーマにしたクイックサービスのレストラン。
予約不要のクイックサービスのレストランは、ほとんどの店がモバイルオーダーに対応しているので、それを使って利用してみた。モバイルオーダーはカリフォルニアディズニーの公式アプリから利用することが出来る。利用の流れは次の通り。

  1. アプリに登録するディズニーのアカウントには予めクレジットカード情報を登録しておく。
  2. アプリメニューのOrder Foodからレストランを選択。
  3. メニューから注文する食べ物や飲み物、数量を選択し、注文を完了する。
  4. 間もなくレストランに着くという時にI’m Here, Prepare My Orderをタップすると、店で提供準備(調理など)が開始される。
  5. 注文した料理や飲み物が揃ったらプッシュ通知でスマホに連絡が表示される。
  6. レストランのモバイルオーダー専用カウンターでスマホ画面を見せて商品を受け取る。

この一連の流れはとてもスムーズで、ランチタイムやディナータイムの混雑する時間でも問題なく動作して、列に長い時間並ばされることも無く食事が出来る。テーブルが埋まっているような混雑時でも、レストランで席を確保してからI’m Here, Prepare My Orderをタップするといった工夫をすることで、食べ物を持ったまま席を探してウロウロなんていう事がなくなるので、とにかく便利だった。ファストパスのネット取得等もそうだが、アメリカのディズニーパークでどんどん進んでいるスマホを使ったサービスは是非東京ディズニーリゾートでも早急に取り入れて欲しいと思う。(最近やっと東京ディズニーリゾートでもパークチケットのスマホ対応が始まったが、マルチデーは非対応等、まだまだ便利とは言い難い)

レッドローズタバーンの店内はなるほど美女と野獣の世界観をモチーフにしている雰囲気だが、フロリダWDWのビー・アワー・ゲスト・レストランに比べるとやはり安普請な感じ。
提供されているメニューもビー・アワー・ゲスト・レストランの様なフレンチ風ではなく、バーガー類がメインのアメリカンフードとフラットブレッドという四角いピザ。
味も不味くはないけど特筆する事も無い平凡なファストフードなので、あくまでも手軽に早く済ませたいという時の利用がお勧め。

トルティーヤ ジョーはパークの外に広がるダウンタウンディズニーにあるメキシコ料理店。ダウンタウンディズニーに出店しているレストランもディズニー公式サイトから予約出来るので、予約して利用。カリフォルニアディズニーのダウンタウンディズニーは二つのパークを出た目の前に広がっているので、どちらのパークにいても利用しやすい位置にある。
トルティーヤ ジョーはフルサービスのメキシコ料理店で、週末にはマリアッチバンドの演奏と歌も楽しめるということで、週末のディナーを予約した。
出演しているマリアッチバンドは女性のグループで、カリフォルニアアドベンチャー内で演奏を行っているバンドと同じ人達と思われる。
料理はオーソドックスなメキシコ料理。定番のワカモレ(アボガドのディップ)は、注文すると各テーブルに材料を持ってきて目の前で作ってくれる。その際にトッピングや辛さの度合いを指定出来る。
メキシコ料理はオルベラ街で食べた時に胃にもたれたが、やはりここでも同じ。どうやら私達親子にとってメキシコ料理はタコスを一つか二つといった量が適しているようだ。
ダウンタウンディズニーはパークに行かない人達も食事やショッピングにやってくるようで、パーク内よりも飲食店が混んでいる印象。

トルティーヤジョー

テーブルサイドで作って貰ったワカモレ。とても二人では食べきれない。

パシフィックワーフカフェは前回も利用したが、とても気に入ったので、同じメニューをランチでいただいた。今回は前回は無かったモバイルオーダーに対応していたので、列に並んで注文し、出来上がりを待つという必要がなくなっていた。(もちろんモバイルオーダー対応店も普通に並んで注文することは出来る)
お気に入りのメニューはサワーブレッドというやや酸味のあるパンをくり抜いて器にしたものにクラムチャウダーが入っているSoup in sourdough bread bowl with Clam Chowderというもの。
サワーブレッドに注がれるスープはクラムチャウダー以外にも選べるが、パシフィックワーフカフェはサンフランシスコにもあるシーフードが有名な店なので、やはりクラムチャウダーがお薦めだと思う。
ボリュームはかなりあるのでこれ一つで十分な食事なる。

パシフィックワーフカフェ

クラムチャウダーたっぷりのサワーブレッド。小食な人なら二人でシェアしたいくらいの量だろう。ただ、美味しいので食べきれる。

ブルーバイユーは東京ディズニーランドにあるものと同じで、カリブの海賊を眺めながら食事が出来るフルサービスのレストラン。照明の暗さも雰囲気も東京ディズニーランドとそっくりだが、メニューは違う。ブルーバイユー・レストラン・ファンタズミックディナーパッケージというファンタズミック鑑賞券付きのパッケージをディズニー公式サイトから予約し、夕食をいただいた。
ハングリーベアのOn The Go パッケージよりも中央寄りの鑑賞エリアが割り当てられることと、鑑賞時に使えるファンタズミック柄のクッション(座布団)を貰える事がブルーバイユー・レストラン・ファンタズミックディナーパッケージの特徴。クッションは持ち歩きに邪魔だが、軽いので大きめのビニールバッグ(ショップで大きなぬいぐるみを買った時にくれるくらいの)を持っていれば何とかなる。
鑑賞券とクッションは担当のウエィター(ウェイトレス)がテーブルに持ってきてくれる。
料理はファンタズミックディナーパッケージ専用のコースになっていて、カーセイサークルレストランの時と同様にメインを魚か肉からチョイス出来るスタイル。飲み物は別料金なので、名物のミントジュレップを注文した。甘いミントウォーターといった、何てことのない飲み物だが、ウォルト・ディズニーの好物だったとのことなので、記念に。
料理の味はまあまあで、そのへんも東京ディズニーランドのブルーバイユーと似ている。当然カーセイサークルの味には及ばないが、そこは値段にも反映されているので不満はない。

ブルーバイユー

メインでサーモンをチョイス。普通に美味しかったし、量も丁度良かった。

カリフォルニア・ディズニーリゾートで今回利用したレストランは以上。
クイックサービスのレストランのほとんどで利用出来るモバイルオーダーがおそろしく便利で快適だったことが何より印象的だった。
ファンタズミックを快適に鑑賞する事だけを目的としてダイニングパッケージを使うなら、安いハングリーベアのもので十分というのが感想。
味と雰囲気に拘って食事がしたいなら、値段は張るがカーセイサークルレストランが一番。
キャラクターダイニングは、アメリカのディズニーパークではキャラグリが東京ディズニーリゾートとは比べものにならない程簡単で容易なことを考えると、わざわざ利用する必要性はあまり無いかもという印象。(よほど目的のキャラクターがキャラダイにしか登場しないという事があれば別)

カリフォルニア・ディズニーリゾートでの食事は、ダウンタウンディズニーまで含めると、とても充実しているので、二、三泊での訪問なら全く困らない。(ただ、日本食やポケの様なものが無いのは残念)




ユニバーサルスタジオ・ハリウッドへ[ベガス・ロス旅行記17]


ハリウッドハイランド駅からメトロのレッドラインに乗り、ユニバーサルシティ/スタジオシティ駅までは一駅の乗車。駅を降りて地上に出ればユニバーサルスタジオに向かう人々がたくさんいるだろう…と思っていたが、何故か閑散。
駅前からユニバーサルスタジオへ向かうトラム(徒歩でも行けるが上り坂なのでキツい)乗り場には待っている人が一人だけ。ガラガラのトラムに乗りユニバーサルスタジオに着いてみて、開演時間を一時間間違えていたことにやっと気付いた…。開演時間はチケットを入手した頃に調べていたのだが、それから本日までの数ヶ月の間に変更されていたようだ。数ヶ月間もチェックしなかったのは大きなミス。
我々はWebでチケットをオンライン購入したので、1時間早くパークに入れるアーリーエントリーが付いていたので、アーリーンエントリーの時間である7時に着くよう来たが、8時まで入れない。(つまりパークの一般開園時間を8時と思っていたが、実際は9時だった)
パークの手前に広がるシティウォークの店も開いていないので、周囲の写真を撮りながら待つことに。30分くらい前になると徐々に人がやってきた。日本のディズニーやユニバーサルならスタートダッシュを狙う人々で1時間前でもそれなりに人がいるだろうが、アメリカではそこまで頑張る人はいないのだ。

ユニバーサルスタジオ・ハリウッド

もちろんパークへの入場前にはセキュリティチェック有り。金属探知もされるので、飛行機に乗るときとほぼ同じ。

やっと開いてパークの中へ。と言っても、アーリーエントリーの時間はハリーポッターエリア(ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター)にしか入れないのだが、この1時間でハリーポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーとフライト・オブ・ザ・ヒッ ポグリフに待ち時間ほぼゼロで乗れ、エリアのショップ等も余裕で廻れるのはとてもお得。
こららを楽しんだ頃に一般開演時間にちょうどなるので、ハリー・ポッター以外の混雑しそうなアトラクションから効率的に廻ることが出来る。
チケットを買うとき、所謂ファストパスが付いているユニバーサル・エクスプレス(旧フロント・オブ・ライン)を買うべきか迷ったが、あまりにも高額なため通常のチケットを購入したのだが、それで良かったと思う。(ユニバーサルスタジオ・ハリウッドのチケット料金は変動制だが、私達の時の場合、通常チケットが一人1万円ほどに対してエクスプレスパスは一人3万円以上だった)

アトラクションの廻り方としては、ユニバーサルスタジオ・ハリウッドはパークがアッパーロットとロアーロットという上下の構造になっていて、その上り下りの移動にちょっと時間がかかる(移動はエスカレーター)ことから、その移動を出来るだけ少なくすることがポイント。
ハリー・ポッターはアッパーロットなので、まずは同じアッパーロットの人気アトラクションから攻め、昼食を挟んでロアーロットに下り、ロアーロットのアトラクションを廻ることにした。

ハリー・ポッターの後は実際の撮影スタジオであるユニバーサルスタジオ・ハリウッドだけのアトラクション「スタジオ・トラムツアー」へ。過去にも何度か乗っているが、来る度にアトラクション色が強くなっている。3D眼鏡をかけて楽しむKing Kong 360 3-D(キングコング)やFast & Furious – Supercharged(ワイルド・スピード)は初体験。
これは以前からだが、フロリダのユニバーサルスタジオでは独立したアトラクションになっている「大地震」なんかもスタジオツアーに組み込まれている。
私も娘も一番の趣味が映画なのでこのスタジオツアーがユニバーサルスタジオ・ハリウッドの一番の楽しみだったし、実際一番満足度が高かった。アトラクションとしてショーアップされている部分以外は撮影所の見学が主なので、映画をどれだけ観ているかで満足度は変わると思う。(まあ、さほど映画通でなくともキングコングやワイルドスピードのアトラクションまで組み込まれた現在では、誰もが十分に楽しめる内容になっていると思える)

ユニバーサルスタジオ・ジャパンやフロリダには無い(2015年に私達が行った際には無かった)アトラクションとしてはスタジオ・トラムツアー以外に「ウォーキングデッド」がある。
これも楽しみにしていたが、要はウォークスルー型のおばけやしきだった。内部のセットやウオーカー(ゾンビ)達はかなり凝っているのでドラマのファンなら行くべきアトラクションだが、それほど長くは無いこと、襲ってくるウオーカー達がかなり優しい(あまり派手な脅かし方はしないし、体には触れない)ことがちょっと拍子抜けではあった…。実際に恐さという点では日本のそこらのおばけやしきの方が上ではないかと思う。なので、ウォーキングデッドは好きだが実際に恐いのは苦手という人にも薦められると思う。「それほど恐くなかった」という感想を持つ人が大半ではなかろうか。(その日のウオーカー役のキャストによるかもしれんので絶対とは言えないが)

あと、カンフーパンダのアトラクション「カンフー・パンダ -ザ・エンペラズ・クエスト」がスタートしたばかりだった。これは元はシュレック4Dがあった場所に新規オープンしたもので、内容もシュレック4Dに近いシアタータイプのアトラクション。

これ以外にアッパーロットにはDespicable Me Minion Mayhem(ミニオンのライド)、The Simpsons Ride(シンプソンズ・ライド)、WaterWorld(ウォーターワールドのショー)、Special Effects Show(特殊効果のショー)、Universal’s Animal Actors(動物のショー)がある。
この他にSuper Silly Fun Landという小さな子供向けの乗り物が集まったエリアも。
シンプソンズ・ライドはフロリダで乗ったが、日本にはない。タイプとしてはバックトゥザフューチャーと同じなのだが、内容はこちらの方が楽しいと思う。
ウォーターワールドのプレショー(客弄り)も真夏ということもあろうが、水のかけ方が日本とはレベルが違う。

昼食は一旦パークを出て、シティウォークで食べる事にした。そう、ハリウッドのユニバーサルスタジオもフロリダのユニバーサルスタジオもパークの途中退場が自由なのだ。以前、大阪のユニバーサルスタジオ・ジャパンに行った時、途中入退場が出来ないと知って驚いた。
東京ディズニーリゾート(もちろんアメリカのディズニーパークも)でも入退場は自由に出来るので、大阪のユニバーサルスタジオ・ジャパンが特種なルールを勝手に作っているのだが、オフィシャルホテル宿泊者にさえ途中入退場を認めないというのは不親切極まりないと思う。(年パス所持者には認めているらしい)
入退場を認めない理由を「パークの夢の世界を終日楽しんでもらいたいから」等と言ってるらしいが、非力なパーク内飲食施設を保護する為なのは明白。
更に問題なのは、途中退場を強く要望するゲストには、特種な事例とは言えないほど、多くのケースで途中退場をさせてしまっているという事実だ。にも関わらず「どのような場合に認めているのか」は一切明らかにしないという姿勢。急病等の緊急事態以外では一切認めていないというなら、そう説明すべきで、これでは文句を言う人には認めるが、素直に従う人には認めないという、ただの不公平と言われても仕方が無いのではないか。
ユニバーサルスタジオ・ジャパンへの文句はこれくらいにしておく。

昼食はシティウォークのピンクスを選択。ピンクスはラスベガスのミラクルマイルズというショッピングモールに出店していたが、ロスでは有名なホットドッグ店。(ラブレア通りにある本店は有名人御用達の店として有名)
日本でホットドッグというと軽食という感じだが、ここのホットドッグはかなりのボリュームで昼食としては十分。

ピンクスのメニュー

ピンクスのホットドッグメニュー。どれもボリュームたっぷり。この他にハンバーガーもある。

シティウォークから戻り、ロアーロットへ。
ロアーロットのアトラクションはJurassic Park The Ride(ジュラシックパーク・ライド)、Transformers: The Ride-3D(トンランスフォーマー・ライド)、Revenge of the Mummy The Ride(マミー・ライド)と人気ライドが揃っている。
いずれもフロリダで(ジュラシックパーク・ライドは日本でも)体験済みのアトラクションだが、どれも面白いのでパスは出来ない。後半にこの3つの人気アトラクションを残しておいたのは待ち時間的に不安だったが、最長でも待ち時間は40分程度という状態で、十分に廻れる時間で一安心。
マミー・ライドはフロリダでかなり面白かった記憶があるのだが、思ったほど迫力がなかった…。私の記憶違いなのか、フロリダに比べてスケールダウンしたバージョンなのかは不明。

ユニバーサルスタジオ・ハリウッド

ジュラシックパークライドの前。ジュラシックパークライドは何処で乗っても大体同じだが、最後の水のかかり方はやはり米国の方が多い気がする。

ロアーロットからアッパーロットに戻り、ハリーポッターエリアでホグワーツ城のプロジェクションマッピングを鑑賞し、ユニバーサルスタジオ・ハリウッドでの一日は終了。
夏休み期間で比較的混雑している時期と聞いていたので、エクスプレスパス無しで廻りきれるか心配だったが、結果的には余裕でOKだった。とは言ってもハリーポッターエリアのアーリーエントリーが無ければギリギリだったかもしれない。

遅めの夕食もユニバーサル・シティウォークでとることにした。
日本の味も恋しくなってきたのでPoke Barというポケの店でポケ丼((マグロ丼))をいただいた。好みのライス(もちろん白米を選択)に好みのポケを選び、各種フリカケ等のトッピングを加えてオーダーするシステム。ポケはハワイで何度か食べたが、何処で食べても大きな外れはない食べ物だと思う。(最近はハワイだけで無くアメリカ本土でも人気の様子でポケの店はよく目にする)
昼も夜もファストフード店にしたので本日の食事は安く済んだ。

ユニバーサルスタジオ・ハリウッドのポケバー

けして大きなサイズでは頼んでいないのだが、十分な量。ちゃんとワサビも用意されている。

食事とシティウォークのユニバーサル・スタジオ・ストアー(ユニバーサル・スタジオのお土産を売ってる)での買い物を済ませた頃には22時過ぎ。
UberかLyftで帰ろうかとも思ったが、ちょうど駅に向かうトラムが来たのでメトロで帰ることに。
駅にはまだ人がたくさんいたので、夜でもトラムが走っている時間であれば治安の心配はないようだ。
降りたハリウッドハイランド駅にもまだまだ人は多く、更に駅の出入口には警察官も立っていて、特に心配はなかった。(警察官が出入口を見張っているという事は、夜はそれなりに警戒が必要ということでもあるのだろうが)

明日はアカデミー授賞式会場であるドルビーシアターを見学し、今回の旅行の最後の地であるアナハイムに移動する。




デュース(DEUCE)とSDX[ベガス・ロス旅行記05]


ラスベガスの、特に観光客の移動手段の主役は何と言ってもバス。
観光客の大半はストリップと呼ばれるラスベガス大通りを南北に移動することがほとんどなので、SDXとデュース(Deuce)という2種類のバスを主に使う事になる。この2種類がストリップを南北に走っていて、北はアーケードの天井を使った映像アトラクション(フレモント・ストリート・エクスペリエンス)で有名なダウンタウンから(SDXはもっと北のプレミアムアウトレット・ノースから)、南はプレミアムアウトレット・サウスまでを結んで往復している。
ラスベガス中心部の大まかな位置関係が把握出来ていれば、走っている車線で北行き南行きを簡単に判別出来ると思うが、北行きならNorth bound、南行きなSouth boundと表示されている。
アメリカのバスにしてはかなり親切な電光表示やアナウンスがあるし、ルートが単純なので観光客でも迷わず使えると思う。(それでも不安ならGoogleマップでバスの現在地を見ていれば完璧)

SDXは急行、デュースは各停という位置づけ。
移動距離が長いときはSDXを使うべきだが、本数はデュースの方が若干多目(体感では)で、二階建てバスが主なので(SDXは一階建ての普通の車体)、ストリップの景色を楽しむならデュースの2階席、中でも前方に座ればいい眺めが楽しめる。
我々も何度か二階席の前方を狙ったが、二階席は乗降が面倒な為か比較的席が空いてはいるが、前方は埋まっている事が多かった。前方に座るコツとしては、あまりにも近距離の移動では使えないが、とりあえず二階席に座っておき、前方席の人が降車の為に席を立ったら、すかさず前方に移ればいい。この方法で何回か二階最前列からの眺めを楽しむことが出来た。

SDXとデュース

この写真では反対側になってしまっているが、あの有名なラスベガスサインもバスルートから見られる。プレミアムアウトレットサウスからの帰り道、マンダレイベイの手前でサインの正面が見える。

SDXとデュースでは移動時間がかなり違うので、遠くに行く場合には多少待ってでもSDXを使うべき。特に混雑する夕方以降は所要時間の違いは更に顕著になるので、更に短い区間でもSDXが停車する場所を移動するなら短距離でもSDXがベター。
日中のそれほど混雑していない時間帯の移動の場合は、フォーコーナー(ベラージオやパリスの辺り)以北からマンダレイベイより南、タウンスクエアやプレミアムアウトレット・サウスを目指すならSDXに。逆方向でストリップ中心部からストラトスフィア・タワー以北を目指す場合はSDXという選択が適していると思う。それより短い移動で、時間に余裕があるならデュースでもいいかもしれない。(デュースしか泊まらないバス停もあるし)
運行時間はSDXが9時〜24時、デュースが24時間となっている。

RTCルートマップ

North bound(北行き)とSouth bound(南行き)のルートマップ。

この2種類のバスはどちらもRTC(The Regional Transportation Commission of Southern Nevada)という同じ会社が運行しているので、共通のチケットで乗ることが出来る。乗る度にドライバーからチケットを買うことも出来る(デュースのみ、SDXは不可)が、アメリカのバスの共通の特徴でお釣りが貰えない(ピッタリの金額を出すか、お釣りは寄付するか)し、滞在中に何回かは乗ることになると思うので、2時間券、24時間券、3日間券、30日間券と用意されているパスのいずれかを事前に購入しておくべき。30日間はあまり必要とする人はいないと思うが、3日間券を買うときは、滞在スケジュールをよく考えておいた方がいい。
例えば、何処にも移動せずにホテルや徒歩圏で過ごす日や、ほぼ終日郊外に観光に行く日等があれば、ストリップを移動して過ごす日を連続させたスケジューリングをしておくと、3日間券を有効に使える。4日間滞在する場合は最初の3日間をストリップを移動して観光やショー、食事を楽しむようにして、最後の1日を郊外観光やストリップを移動しない予定にあてるといった具合。
パスはいずれも発券から時間がカウントされるので、24時間で17時に買ったら翌日の17時まで、3日間券で12時に買ったら、3日後の12時迄となる。

このパスは主要なバス停に置かれた券売機で購入する事が出来る。(SDXが停車するバス停には大概設置されている)ニューフォーコーナーならコカコーラ博物館等があるワールドショーケース前、フォーコーナーならパリスの前等にある。
買い方はまず言語(日本語は無いのでEnglishを選択)し、種類(2時間券〜30日間券)、枚数を順番に選択し、現金かカードで支払うという流れ。現金は読み込み不良が発生する場合も多いので、カードでの支払いがお薦め。
しかし、券売機よりもお薦めなのがride RTCというアプリを使ったスマホによるネット購入。日本を出発前に購入しておくことも可能で、スマホがそのままパスになる。(家族や同行者のパスも一台のスマホで買えて、そのスマホで全員分のパスを表示して使うことも可能。もちろん別行動の予定があれば、個別のスマホで購入使用してもいい)
慣れない英語の自動販売機で買うよりも事前にゆっくり買っておけるというのは有難い。
事前購入したパスは、現地で最初にバスに乗る直前にアクティベート(使用開始)を行って使い始められる。なので、使用時間を無駄にしてしまう事もない。(アクティベートにはネット接続が必要なので、WI-FIが使える場所で行っておくこと)
もちろん我々も3日間券をスマホで購入。滞在中、とても便利に使わせてもらった。娘と別行動の予定はないので、私のスマホに二人分を入れたが、画面の切換作業もスムースだった。
ride RTCというアプリについては準備編でも書いたので、参照して欲しい。

使い方は運転席の側(通常のチケットを挿入する機械とは反対のドア横)にあるQRコードリーダーにスマホに表示させたQRコードを読み込ませるだけ。複数のパスは一枚ずつスライドさせて表示させられるので、人数分読み込ませる。(2両連結バスなら中央の乗降ドアにもリーダーがある。

RTC券売機

これがバス停の側に置かれている券売機。VISAとMasterカードが使えるので、どちらかのカードがあれば購入出来る。

混雑時等、ドライバーが乗る客を数えて切れていなかったり、料金を払わずに(チケットを持たずに)乗れてしまうのでは…と思える状況を何度か目撃した。
が、間違っても不正乗車は考えない方がいい。時折警察官(バス会社の警備員ではない)が乗車口でチケットやパスの所持と、その有効期限を厳しくチェックしていることがある。これで不正が発覚すると、大変なことになる…。(まさにゴメンで済めば警察はいらないという事態になるという噂も)

最後にプレミアムアウトレット・サウスにSDXで行き、帰る際の注意。
行きは着いたら降りれば良いだけなので問題は無いと思う。帰りも反対側のバス停とかではなく、来た時と同じバス停から乗車する。
すると、バスはアウトレットのバス停を出ると、RTC South Strip Transfer Terminalというバスターミナルに行ってしまう。ここでバスによっては回送になったり行き先を変更したりするので、ターミナルの屋内に入って
Strip & Downtown Express North bound  (ストリップの北行き)のバスが出るバス停番号をモニターで確認し、指定の番号のバス停からバスに乗れば良い。